若年性白内障について
ここ1ヵ月の間に白内障の手術をしたという方に立て続けに3名お会いしました。
3名ともまだまだお若い現役世代の方です。
なにこの偶然?と思ったので白内障について書きます。
白内障を予防するのはビタミンC
白内障の原因と言えばビタミンC不足です。
これは分子栄養学では常識なのですが、聞いてみるとみなさんご存じなくて驚きます。
分子栄養学の元祖、三石先生自身が白内障と診断された際に、その原因はビタミンC不足だと結論した逸話が有名ですね。
三石先生の著書「医学常識はウソだらけ」にも出てくる逸話。
ビタミンCが身体で消費される時、生命体としての存続に重要な臓器・器官・組織から優先的に消費されます。
ビタミンのカスケード理論と言います。
私のセミナーではシャンペンタワーに例えて説明してます。
ストレスの強い状態が続くと白内障になる確率が上がります。
ストレス状態では副腎のビタミンCの要求が強くなりますので、眼球が必要とするビタミンCを奪ってしまうからです。
眼球もビタミンCの必要度が高い臓器ですが、副腎の方が優先順位が上なんです。
(ライフスタイルに応じて栄養の消耗は全く違うし、優先順位をもって割り振られるってことはここ★で書いた通り)
ビタミンCと白内障のリスクを研究した論文でも結果が出てますね。
3万5千人を5年間追跡した研究、ビタミンCが白内障のリスクを大きく減らす。日本でこの手の研究発表は珍しいです(2007,Japan)
眼疾患に糖質過剰は絶対NG
糖尿病だと糖尿病網膜症という眼の病気になることが知られています。
なぜ糖尿病になると眼の疾患になる確率が高くなるかというと、血糖値が高いと網膜の毛細血管が糖化の影響で損傷し、変形するからです。
眼球は毛細血管の塊、血糖値の影響を受けやすい臓器なんです。これも常識ですよね。
糖尿病とは診断されていない白内障患者を調べると、HbA1cが6.5以上の糖尿予備軍が有意に多数。白内障は糖尿初期のスクリーニングにつかえるという研究結果。(2013,France)
太ってなくて健康診断で「糖尿」なんて言われたことがない方でも、私たちカウンセラーがデータを見ると、
血糖値の乱高下があるな(つまり高血糖の瞬間がある)ということは、データを診れば一目瞭然です。
自覚がないから無制限な糖質ライフで白内障になる。
こういった方には手っ取り早く糖質制限してもらうのが一番よいと思います。
常々、副腎疲労の方は糖質制限やりすぎよくないよーとお伝えしてますが、食事に無頓着な方には「糖質制限してください」と言ったほうが、結果的にちょうどよいくらいの糖質量に着地することが多いからです。
結論。白内障の方には
1、ビタミンC
2、甘いもの禁止、炭水化物の量とクオリティを気にしてもらう
あとはライフスタイルの見直し。
ストレスフルな生活を延々と続けると、いくらビタミンCを盛り盛りにしようが、糖質をコントロールしようが、ザルで水汲みするようなもんですからね。
ビタミンCってどれくらい飲めばよいの?って方はこちらを参考にしてください▼
【ビタミンCによる風邪の治し方】飲む回数・飲む量を間違うと意味がないですよ! | ビタミンアカデミー
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