【サプリメントが効かない理由】歯周病があれば栄養療法は非効率です

栄養療法が効かない場合は「炎症」を疑え


栄養療法とは、細胞に必要な栄養素を、分子レベルで効率良く届けるという治療法です。

どんなに食事を改善しても、サプリメントで補充しても、必要な栄養が、必要な細胞に届かなければ、効果は出ません。

細胞に栄養が届かない原因の一つが「炎症」です。

炎症があるとサプリメントが効かない2つの理由

1. 免疫グロブリンが必要になる

体内のどこかに「炎症」があると、炎症の消火活動に栄養が消耗されます。

体の隅々まで栄養を運ぶには、運搬トラック役のたんぱく質が必要です。これを「アルブミン」と言います。
ところが、炎症があると、兵士役となるリンパ球たんぱく質の「グロブリン」が多く必要になります。

炎症があると、アルブミンが減ってグロブリンが増えます。
兵士が増えて、ロジスティックは不足した状態なので、栄養の運搬効率が落ちます。

免疫グロブリンに栄養を奪われると、他の細胞の栄養状態はおざなりなんですな。

ちなみに、栄養療法的には「アルブミン:グロブリン = 2:1」が理想値です▼

身体のタンパク質の状態を知る!アルブミン・グロブリン・A/G比の値をどう読むか?
たんぱく質 アルブミンとグロブリン たんぱく質にもいろいろ種類があります。 アルブミンは薬や栄養分を運び、水分を保持するたんぱく質 グロブリンは細菌感染時などに抗体となるたんぱく質 アルブミンは肝臓でのみ合成されるので、アルブミンが低い場合は肝機能が落ちているという判断になります。 分子栄養学的に理想値は、アルブミン:グロブリンが 2:1 A/Gが2だと健康優良児、2以下だと肝臓のたんぱく質合成能力が低下している。 グロブリンが高いと身体のどこかに炎症がある、といった推測が可能になります。 (関連記事) ・熱中症の原因はタンパク質不足!水分を保持するタンパク質「アルブミン」 γグロブリン値が改善? 私のたんぱく分画ですが、今回の採血(2016/8)で少し改善しました。 数年間、全く変わりばえしなかったのでちょっと驚き。 私はもともとγグロブリン値が高めです。 おそらくリーキーガット起因の抗体を反映しているのかと。 サプリメントを飲んでも全く変わりばえのしなかった数年間、 栄養療法担当医には「んー代謝がよくならないなーなんでかなー」と頭を抱えられました。 今回初めて、γグロブリンが下がってアルブミンがアップ、A/G比が改善。 あきらめていたのでちょっと驚き。 といっても 18.1 は、まだまだ改善の余地ありですが。 頑として動かなかった A/G比 が今回改善した理由を考えてみました。 ▶︎2016年1月に歯根治療をした → 炎症が改善した? ▶︎ビタミンAを始めた(2016年3月~ 10,000IU/day)→ 腸粘膜の抗炎症? ▶︎マグネシウムを取るようにした(2016年2月~)→ 消化機能の改善、肝臓代謝の向上? ▶︎消化酵素(DDP-4入りTriEnzaとDigestive Goldの使い分け)→ 消化能力の改善? ▶︎胃薬を撤廃、かわりに百草丸とグルタジェニクス(2016年2月~) 私の場合は吸収する側の胃腸にアプローチしたほうがよさげ。 ずっとほったらかしてた歯根治療も地味に効果出してるのかも。 慢性炎症をなくす、咀嚼と消化酵素で未消化物を無くす、腸に異物をしっかりフィルタさせる、 結果、肝臓がデトックス作業よりタンパク質合成に集中できるようになるので、肝機能向上のためにもやっぱり胃腸ケアありきですね。

2. 胃腸の慢性炎症で栄養の吸収が悪くなる

急性の炎症は、戦争の爆撃みたいなもんで分かりやすいです。
CRPがスパーンと跳ね上がり、敵も特定しやすいので、ドクターもすぐに火消し作業をしてくれます。

問題は慢性炎症です。

慢性炎症は自覚もありません、病院でも完全スルーされます。

慢性炎症は、テロリストが潜伏しているようなもんで、厳戒態勢がしかれっぱなしですから、日常生活には支障なくても、決して平和な状態じゃないんです。

炎症の火消し役となるリンパ球は、全身を巡りますので、関係ないところまで、慢性炎症になります。

港も空港も高速の入り口も、全部厳戒態勢にしちゃうんです。

これを、免疫の「ホーミング」と言います。

口腔内に慢性炎症があると、免疫ホーミングにより、胃腸も慢性炎症を起こします。

胃腸粘膜に慢性炎症があると、栄養の吸収効率が落ちます。

サプリメントを補給しても効果がないときは、慢性炎症を疑ってみたほうが良いです。

口の中の慢性炎症をチェックしよう

栄養療法でチェックすべき代表的な慢性炎症は「上咽頭」と「」です。

喉と口は、空気と食べ物という、異物が最初に通る関所なので、慢性炎症が起きやすい部分だからです。

内臓と違って見える部分ですから、対処しやすいこともあり、まず喉と口腔内の炎症にアプローチします。

 

上咽頭の慢性炎症対策は、Bスポット治療や鼻うがいです▼

『鼻うがい』が胃腸の抗炎症・アトピー・慢性疲労対策としても有効な件
空気が乾燥してウィルスが蔓延しそうなこの季節、鼻うがいは必需品です。 花粉症の季節のみ、不快な鼻水を洗い流すのにも、当然必要ですが、 腸の抗炎症・アトピー対策としても毎日使っています。 参考「花粉症を克服した3つのポイント」 鼻うがい専用器「ハナクリーンS」と「Nasopure」 もう4年?くらい愛用している「ハナクリーンS」 他にも、小林製薬の「ハナノア」という有名な商品がありますが、毎日やるにはコスパ悪すぎです。 成分的にも納得いかないものが含まれるので、我が家はハナクリーン一筋。 ハナクリーンS 鼻洗浄器【9_k】【送料無料】 価格:2894円(税込、送料無料) (2017/1/20時点) ただ一つ、ハナクリーンには問題点あり。 風呂場に置いておくと、中のノズルにカビが発生するのです。 そこで、定期的にハイターで消毒するのですが、専用のノズル掃除器も無いため、こすって落とせないから、非常にムズイ! そこで、最近は米国製の Nasal wash「Nasopure」 4オンスタイプを使ってます。 これだと、ノズルが無い単純構造。 汚れても綿棒や歯ブラシで清掃可能。 Nasopure, 鼻洗浄システム、リトルスクワートキット 動画を見ると、片方の鼻の穴から排出してますが、 私の場合は、喉を通して、ガラガラうがいして、そのまま口からペッしてます。 上を向いて、うがいと同じ要領です。 その方が簡単だし、上咽頭もしっかり洗浄できるような気がするので。 「Nasopure」に「サーレ」の組み合わせがベスト Nasopureには付属の粉末洗浄剤(生理食塩水、単なる塩)が付いているのですが、これが使いにくい、はっきり言って使えません。 一包の半分が1回分 目分量でぴったり半分にできるわけがない! 毎回濃すぎたり、薄すぎたり。 なので、洗浄液は日本製の「サーレS」一押しです。 こちらはきっちり1回分で、ほんの少量のミント配合なので、使用感も非常に良好。 毎日使用しても、1ヶ月分600円程度。コスパ最高 ハナクリーンS専用洗浄剤(鼻洗浄) サーレS 1.5g×50包入【9_k】 価格:978円(税込、送料別) (2017/1/20時点) 鼻うがいが危険?

 

口腔内の慢性炎症とは、歯周病、虫歯、歯根感染、歯肉の炎症などです。
これはとにかく「歯医者行け」てハナシです。

 

歯周病菌は、炎症サイトカインの「TNF-α」を発生させます。

TNF-α」は、インスリンの感受性を低下させます。
インスリンが効きにくくなると、高血糖になりやすくなるということです。

高血糖になると血管に炎症が生じやすくなりますので、全身に慢性炎症を起こします。

さらに、歯周病菌の出すLPSという毒素が全身を巡るので、最悪、心筋梗塞のトリガーになります。

大人になると80%以上が歯周病菌を持っていると言われます。歯周病菌をゼロにするのは所詮無理、せめて、歯石取りと歯のクリーニングをマメに行って、歯周病菌に快適な住処を与えないことですね。

半年に一回は歯医者行くのがベストかと思います。

歯根治療をしたら栄養状態が改善?

2016年1月に歯根治療をしました。

疲れると、なんとなく歯茎が疼く、そんな感覚があったんですね。
痛みはありませんので、普段は無症状に近いです。

歯医者で歯根治療開始。想像以上に歯根に感染がありました。

1年後、経過観察のためレントゲンを撮ったところ、影の見えた部分にすっかり骨が再生され、違和感もなくなりました。

その後は、こちらで書いたとおり、地味にアブルミン値が改善しました。
(歯根治療だけが原因じゃないかもしれませんが)

 

ちなみに、病巣部は、保険内診療のレントゲンだと写らないこともあります。(私はこれに該当しました)

歯医者に行く場合は、念のため、保険外診療も受けることを推奨します。

栄養療法の効果が出ないときは歯科治療を

栄養療法と口腔内の状態は密接な関係があります。

 

例えば、アマルガム(水銀)があると、タンパク質不足や皮膚炎など、亜鉛不足と同じ症状が出ます。

水銀は、亜鉛と拮抗作用があります。
身体に存在できるミネラルは量が一定ですから、類似したミネラル元素同士で、イス取りゲームになるからです。

また、水銀はカンジダ菌の大好物なので、腸カンジダのリスクも上がります。

 

もともと口腔内は、食べ物を1日何度も受け入れ酸性になりやすい環境です。金属製の歯の詰め物は、長い年月をかけて少しづつ腐食します。

デトックスの下手な体質だと、溶け出した重金属が体内に居座り続け、酸化ストレスの原因になり、必要なミネラルの吸収障害を起こします。

 

症状がなければ歯医者に行かないという人が多いですが、症状がなくても、定期的に歯医者に行って以下のポイントは要チェックです。

・歯周病をチェック、歯石を取ってクリーニング
・金属の詰め物があれば除去する
・虫歯の治療、特に昔の治療痕、被せ物の下は要注意
・歯根のチェック、違和感があれば歯根感染の疑いあり

保険外診療だと、定期検診とクリーニングだけでも、¥20,000ぐらいが相場ですが、美容院にも毎月行くし、人によってはネイルも行きますよね。

コストパフォーマンスを考えると、半年に一回の歯医者はむしろ安いかと。

 

効率よく栄養が回せる身体になると、サプリメントは不要になりますので、歯医者で炎症を取るのは自然なアンチエイジング法です。

サプリメントの効果が出ない人は、歯科で口腔内の炎症をチェックしてみてください。

 

 

 

【お知らせ】セミナー・イベント開催情報

 

7月分の料理塾・セミナー情報は6月末までに告知いたします。少々お待ちください。

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