赤紫蘇ジュースは飲まなきゃ損です！アンチエイジングにアレルギーに効果が色々すごい件

先日、「らっきょう」の効能がすごいんですけど！！という記事を書いたばかりですが、「赤紫蘇」の効果がらっきょう以上にスゴイのです。

赤紫蘇の抗菌作用、抗酸化作用、抗炎症作用がいろいろ多すぎてすごい件

紫蘇は「Perilla frutescens」というそうです。
調べてて嫌になるほど論文がザクザクでてきます。

誰もが良く知る抗アレルギー作用。
花粉症に効くってマスコミが報道したので割と有名ですね。

1) 紫蘇に含まれるロスマリン酸が、免疫細胞の好中球や好酸球の活性を抑制することで、アレルギーを抑制する働きを持つそうです。
・Extract of Perilla frutescens enriched for rosmarinic acid, a polyphenolic phytochemical, inhibits seasonal allergic rhinoconjunctivitis in humans

ロスマリン酸はポリフェノール、いわゆる抗酸化物質。
パーキンソン病の原因と言われる、脳神経細胞のタンパク質線維化を予防する効果もあるとか。

ローズマリーに多く含まれるからロスマリン酸。
確かに紫蘇とローズマリーの芳香は似てますね。
紫蘇もアルツハイマーに効くかも。

2) マウス実験で、炎症物質IL-1β、TNF-αが抑制され、肥満細胞、好酸球も抑制された。しその抽出物とロスマリン酸には抗炎症作用があり、アレルギーを抑制する。
Effect of Perilla frutescens var. acuta Kudo and rosmarinic acid on allergic inflammatory reactions.

実験で使ってるのが「acuta Kudo」なんで青紫蘇なんですが、ロスマリン酸の含有量は赤紫蘇も青紫蘇も同じくらいです。

3) マウスに紫蘇の成分ベリルアルデヒドを投与したところ、血管拡張作用を確認。高血圧予防効果を確認。
Vasodilative effect of perillaldehyde on isolated rat aorta.

紫蘇の学名 Perilla（ペリル）から取れたから「ペリルアルデヒド」
紫蘇の精油のほとんどはペリルアルデヒドが主成分だそうです。高血圧のお父さん、紫蘇食べましょう。

4) 肝機能障害のラットに、紫蘇抽出物を投与したところ、ALT・ASTが低下、紫蘇が肝機能の保護作用を持つ。
Protective effect of aqueous extract of Perilla frutescens on tert-butyl hydroperoxide-induced oxidative hepatotoxicity in rats.

お酒飲み過ぎで肝臓がお疲れの方、紫蘇ジュース飲んで、紫蘇食べましょう。

5) 紫蘇のルテオリンがTNF-αを抑制、抗腫瘍、抗炎症、アレルギー抑制効果があった。
Luteolin as an anti-inflammatory and anti-allergic constituent of Perilla frutescens.

ルテリオンは、ポリフェノールの中でも抗酸化作用のかなり強いフラノボノイドだそう。
強力な抗酸化用と抗アレルギー作用を持っています。
肝臓の解毒作用の促進効果にすぐれ、発がん抑制・抗がん作用、免疫機能強化作用、動脈硬化他生活習慣病予防、アンチエイジング効果など

ルテオリンは赤紫蘇のほうが普通の紫蘇より5倍以上多いとのこと。

6) 紫蘇に含まれるポリフェノール成分が総合的にミトコンドリアのアポトーシスを正常化してるのを（試験管ラットのテストで）確認
EFFECT OF PERILLA FRUTESCENS EXTRACTS AND ROSMARINIC ACID ON RAT HEART MITOCHONDRIAL FUNCTIONS.

アポトーシスの促進、細胞代謝の正常化、ということは、もう「がんに効く」って言っちゃってよくない？
総合的に色々なフラボノイドが相互に作用してるみたいで、紫蘇のどの成分とか特定できませーん！みたいな論調になってます。笑

これリトアニア医科大学の発表なんです。
リトアニアって紫蘇が出来るんかな？