気分の落ち込み、産後・更年期のウツには銅・亜鉛バランスをチェック

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銅が増えて、亜鉛が減る、女性特有のウツ症状

エストロゲンやプロゲステロンなど、女性ホルモンの増減に影響されるのが、というミネラルです。

一般的には、エストロゲン過剰になると、セルロプラスミン(後述参考)が増加するので、血清銅が上昇すると言われています。

銅の上昇は何を意味するのか?

幸せ感の「セロトニン」、やる気・元気の「ドーパミン」を分解する酵素を「MAO(モノアミン酸化酵素)」と言います。
この、MAO酵素の合成には、ミネラルのが使われます。

女性ホルモンのバランスが変動することにより、銅が増加すると、MAO酵素が増えます

結果、セロトニン、ドーパミンが多く分解されてしまうので、幸せ感、やる気が低下

さらに、ドーパミンが分解されると、ノルアドレナリン、アドレナリンに変換されます。

この場合の脳内ホルモンの状態ですが、
『メンタルはウツでやる気がなのに、身体はセカセカ動き、人前ではテンションが高い』
というイメージです。

(ノルアドレナリン、アドレナリンを分解するのもMAO酵素ですが、酵素タイプが諸々あるので、ここでは省略)

まとめると、

エストロゲンが変動すると、

銅 上昇↑
MAO酵素 上昇↑

セロトニン、ドーパミン(やる気、幸せ感) 低下↓
ノルアドレナリン、アドレナリン(イライラ、怒りっぽい) 上昇↑

女性のエストロゲンが変動するタイミングといえば、思春期、産後、更年期、人によっては生理前

気分がふさぎ込んだり、イライラしたり、不幸感に苛まれたり、etc.
その割に、アドレナリン、ノルアドレナリンは生産が加速されるので、身体は動きます。

イライラ、ぷんぷん怒りながら、勉強やったり、家事したり。
人前ではテンションを保てても、一人になったらダークサイドに行っちゃう、
みたいな症状です。

亜鉛は拮抗するという特徴があります。
が多くなると、同時に亜鉛が減少するのです。

分子栄養学的には、サプリメントで亜鉛を補充して、過剰な銅を抑え込むというアプローチ方法をとります。
PMS症状が、亜鉛サプリで楽になる人はこのタイプですね。

ストレスでも血中の亜鉛が減り、銅が増える

ストレス時や、体内に有害重金属が侵入すると、肝臓でメタロチオネインという、タンパク質が作られます。
メタロチオネインの仕事は、活性酸素の除去と有害金属の解毒です。

メタロチオネインが作られる際には、亜鉛が大量に必要となるので、身体中の亜鉛が肝臓に集結することになり、結果、血中の亜鉛低下となります。

またストレス時には、セルロプラスミンというタンパク質も同時に作られます。

セルロプラスミンの仕事は、活性酸素の除去と、銅の運搬トラックです。
よって、検査で血清銅の上昇はセルロプラスミンの上昇を意味し、何かのストレスの存在を意味しています。

まとめると、

ストレスの上昇↑
有害金属の上昇↑メタロチオネイン 上昇↑
セルロプラスミン 上昇↑

銅 上昇↑
亜鉛 低下↓

これだと、女性に限らず、男性も銅・亜鉛バランスは診るポイントになりそうですが、銅・亜鉛バランスにより精神症状が出る人は、圧倒的に女性が多いのです。
比率でいうと9:1
それだけホルモンの影響が大きいということでしょうか。

亜鉛/銅の理想比率は1.0〜

私の検査結果です。

初回(2012年)は銅やや高く、亜鉛が低い

亜鉛/銅バランスは0.92
亜鉛サプリメントの適用となりました

初回から2年後(2015年)
亜鉛上昇、亜鉛/銅バランスは1.02、
1.0越えで理想値圏内

2年間の間には、亜鉛サプリメントを飲んでも、バランスが改善せず、行ったり来たり悩ましかったです。
結局、亜鉛サプリの増量より胃酸の補助のほうが効果的でした。
あと、歯根治療したのも地味に効いてそう。
ミネラルの吸収には、①胃酸がしっかり出ていること②炎症がないこと、が重要になりますので。

亜鉛サプリはここで書いたあと、やはりオプチ亜鉛かグリシン酸亜鉛が吸収率が良いようです。

海外の亜鉛サプリメントは、注意して内容を確認しないと、銅が配合されていることがあります。

銅過剰な場合、あえて銅を入れる必要はないので、亜鉛単体のものを選ぶようにしています。

Now Foods, グリシン酸亜鉛, 120ソフトジェル

<参考文献>
分子栄養学を学ぶ人(マニア)向けだなと思ったけど、一般評価も高いですね。
読んでたのが分子栄養学の試験前で流し読みできませんでしたw

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