ベタイン塩酸と消化酵素サプリメントは何がどう違うのか?

胃酸と消化酵素の違い

まごめじゅん

ベタイン塩酸と消化酵素サプリメントの違いをよく聞かれるので分かりやすくご紹介。

ベタイン塩酸(胃酸)と消化酵素サプリの違いをよく聞かれるので簡単にご説明します。

消化酵素サプリメントは、三大栄養素の消化を補助します。

タンパク質はペプチターゼが分解、脂質はリパーゼが分解、糖質はアミラーゼが分解します。

これら3つがミックスされており、三大栄養素の消化を助けるのが消化酵素サプリです。

ベタイン塩酸は、胃酸の補助として使います。

胃酸はタンパク質を分解するペプシンを活性化します。胃酸はタンパク質のためにあるものと思っていただいてオッケ。

消化酵素サプリとベタイン塩酸で肉の消化を実験

ベタイン塩酸と消化酵素の違いをご理解いただくために、私が「まごめアドバンス」用の資料作成のためにやった実験をご紹介。

体温程度のぬるま湯を用意、一つにはベタイン塩酸を溶かし、もう一つには消化酵素を溶かします。

それらとの比較用にただのぬるま湯も用意。

そして、その中にイオンで買ってきた豚ロース肉を一切れ入れて30分待ちます。

結果がこちら。

ベタイン塩酸は、強酸で肉の繊維質をボロボロに崩しました。

消化酵素サプリメントも、塩酸ベタインと同じように、肉がボロボロになっています。

両方とも箸で持ち上げられないほどでした。

消化酵素の働きは化学的な分解

消化酵素のほうは、脂質が分解されているので、肉の脂が無くなってしまったのが分かりますでしょうか?

消化酵素のリパーゼの作用で、肉の脂質が分解されてしまったのです。

ベタイン塩酸にはこの作用はありませんので、瓶のお湯に白い脂が浮いています。

ベタイン塩酸が、物理的な破壊に近い作用で肉を消化するのに対し、消化酵素は化学的に破壊して吸収しやすくするのです。

胃酸と消化酵素の働きは別

タンパク質は、まず胃で胃酸の攻撃を受けて破壊され、その後の小腸で消化酵素によってアミノ酸まで分解されます。「消化」のプロセスは二段構え。

胃酸は、タンパク質を消化酵素が効きやすい形状に変えるというプレ作業をしています。

消化酵素も胃酸も、「消化吸収」という目的は同じですが、その方法と作用点が違うのです。

同時に、胃酸は殺菌という役割もあります

あと、胃酸は主にタンパク質に作用するのに対し、消化酵素は三大栄養素の全てに作用します。

消化酵素サプリメント、塩酸ベタインの使い分け方

胃酸、消化酵素、それぞれ作用点と働きが違います。

胃酸の弱い方や、ミネラルの吸収が悪い方などは、ベタイン塩酸を胃酸の補助に使う。

副腎疲労でタンパク質代謝が低下している方、消化吸収に難ありの方は消化酵素を使う。

と言った具合に個体差に合わせて選ぶこと。

もちろん両方一緒にプラスするのもGoodです。

   

胃酸を補助するベタイン塩酸

消化液をプラスする消化酵素サプリ

  

今日のポイント

  • 胃酸はタンパク質を物理的な破壊に近い形で処理する
  • 胃酸の補助に使うものがベタイン塩酸
  • 消化酵素は食べたモノを化学的に破壊して吸収できる形にする
  • 消化酵素サプリメントは三大栄養素すべての消化吸収を補助する

  

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