『塩酸ベタイン』で胃酸を補助して体調が回復した話【胃酸不足が体調不良の原因】

栄養吸収における胃酸の重要性

胃薬の弊害でも書きましたが、日本人は胃酸を抑制することの弊害に対して意識が低いです。

栄養療法でサプリを必要量摂っても、なかなか効果が出なかったのですが、
消化・吸収をサポートする塩酸ベタインと消化酵素を摂り始めたら一気に改善してきました。

サプリメントにしろ食事にしろ、栄養たくさん摂っても、吸収する器官である胃腸が弱ってると素通りしてしまうので、胃腸をケアすることを優先したら結果がついてきたということです。

 

特に胃酸は重要で、胃酸が弱いと亜鉛など必須ミネラルの吸収も弱くなります

胃酸の状態と関係が深いのは「MCV」という血液検査の項目です。

MCVの値が大きくなる場合は、ビタミンB12の不足を暗示しています。

ビタミンB12は動物性タンパク質に含まれており、タンパク質の分子の中にしっかり包まれております。これを引き剥がすのが胃酸の役目です。

従って、胃酸がしっかり出て胃が酸性度を保っていることで、ビタミンB12は消化吸収することが出来るのです。

胃酸が出ていない = ビタミンB12不足 = MCVの巨大化」という関係があるので、MCVの値を見て大きいなと感じたら、胃酸が出てないなと推測します。

 

私自身、動物性タンパク質の摂取不足と胃酸の不足により MCVが巨大化していましたが、塩酸ベタインで食事の際に胃酸を補助するようになって数値が改善、体調がよくなりました。

現在も食事の内容と胃腸の調子に合わせて、塩酸ベタインを愛用してます。

塩酸を飲む?と聞くと抵抗がある人もいるかも思いますが、「塩酸=胃酸」です。

胃酸をそのままセルロースで固めただけの商品で、米国では一般的な商品です。

Source Naturals, ベタインHCL, 650 mg, 180錠

 

塩酸ベタインにタンパク質の消化酵素「ペプシン」をプラスしてあります。

現在販売されている塩酸ベタインのほとんどがこのタイプで、いわゆる「消化促進剤」です。

ステーキ食べるときはいつもこれですね。食べる直前に飲みます。

胃で食べ物の停滞する感じが無くなるので、爽快と感じる人もいるようですが、胃薬のようなスッキリ感はありません。逆にあったらよっぽど胃の弱い人でしょう。

私は食後にお腹が張ったり胃もたれしなくなりました。

塩酸は、そのままでは飲めませんからベタイン(アミノ酸)と結合させて塩酸ベタインとしてサプリメントにします。

ベタイン自体は単なる天然にあるアミノ酸で化粧品にも保湿剤として使われている成分。

ベタインの原料はほとんどは、ビートルート(赤蕪みたいな野菜)です。添加物の心配も不要です。

胃酸不足こそがアレルギー・免疫低下の原因

胃酸は強力な酸で、異物である「食べもの」をドロドロに溶かして、殺菌・消毒をするという重要な役目があります。

胃酸が弱ければ、菌も侵入しやすくなるということです。

胃酸が出ることによって膵臓が刺激され、膵液(消化酵素)が誘発されます。

胃酸不足・消化酵素が不足の状態では、食物が未消化のまま小腸内を移動することになり、身体が未消化物を異物(敵)と判断すれば、免疫システムが発動してアレルギーが発症します

食事は1日3回、胃腸は異物が通過する頻度が高い臓器です。

未消化物のまま食物(異物)が腸を通過することによって免疫が暴走すると、自分の身体組織まで爆撃し始めるので、リウマチや潰瘍性大腸炎など自己免疫疾患の原因にもなります。

日本では、塩酸ベタインを楽天・アマゾンで検索すると、消化酵素と同じく、全ページが犬猫ペット用なんです。

日本は胃酸に対する理解が低すぎます。

未だ戦前のような質素な食生活ならいざ知らず、欧米並みに高タンパク食が普通になったのですから、もうちょっと意識改革をしてほしいところですねぇ。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で

募集中のセミナー