ビタミンB12が欠乏すると色黒になる

ビタミンB12が欠乏すると色黒になる

ビタミンB12が欠乏すると
色黒になるという機序があったのでメモ。

ビタミンB12が不足すると
グルタチオンが低下する。

グルタチオンが低下すると
メラニン色素を作る酵素である
チロシナーゼが活性上昇する
In vitroで130%以上の
チロシナーゼ上昇。

メラニンの輸送も障害される
結果、色素沈着になるとのこと。

Vitamin B12 Deficiency Induces Imbalance in Melanocytes Homeostasis—A Cellular Basis of Hypocobalaminemia Pigmentary Manifestations

グルタチオンとビタミンB12の関係

グルタチオンはビタミンB12を
保護する働きがある。

A new role for glutathione: protection of vitamin B12 from depletion by xenobiotics.

 

ご存じ、グルタチオンとは、
美白の効果もある抗酸化力の
強いタンパク質の一種。
グルタチオンが低下すると
メラニン色素が濃くなる。

夏の日焼け対策【グルタチオンの美白・メラニン抑制効果】 | ビタミンアカデミー
夏の日焼け対策 パリとイタリア3都市、 ずっと外を歩きまわっていましたので バッチリ日焼けしました。 時計(Fitbit charge2)の後がくっきり。 これだけ日焼けしたのは何年ぶりかな。 日焼け後のケアといえば ビタミンCが最強です。 顔用にはビタミンCの原末を 化粧水に溶かしてローションパックします。 来年いよいよ50歳ですが、 顔の肝斑とシミは薄くなりました(↓) 今回は身体が結構日焼け

アジソン病かと思ったらビタミンB12不足だった

他にもビタミンB12不足だと
色黒になるという報告はあって、
アジソン病かと思ったら
ビタミンB12不足だった
という例もある。

※アジソン病は副腎機能が
低下する病気。全体的に
色素沈着するのでシミが増え、
黒皮症のような見た目になる。

Pigmentation in vitamin B12 deficiency masquerading Addison’s pigmentation: A rare presentation

 

肌の色を決める栄養的な要素

先日、カラー診断の先生と
「肌の色」を決める要素について雑談。

私が想像するに、、
イエローベースだと
赤血球の膜が弱く(VE不足?)
溶血があってビリルビンの色が
肌や目に出ているのではないかと。

あとはビタミンAの利用障害とかも。
カロテノイドがレチノールに
未変換だと色素は肌の色に出る。

【ビタミンA】手のひらが黄色いのはタンパク質不足かも | ビタミンアカデミー
ミカンを食べて肌が黄色くなるのはタンパク質不足 時々、妙に肌の色が黄色い人がいます。 タンパク質不足でカロテノイドの色が出ちゃってる人です。 カロテノイドは、レチノール(ビタミンA)に変換されます。 変換されたビタミンAは、いったん肝臓に蓄えられ、そこから必要に応じて身体の各部位に運ばれます。 この時、ビタミンAを運搬するのが、 RBP(レチノール・バインディング・プロテイン)、日本語で「レチノー

 

ブルーベースは、逆に
血色素の低下かもしれない。
ヘモグロビンが少なければ、
動脈血ではなく、静脈血の
色の方が肌に出ているのかも。

 

日焼けもしないのに、色黒で
全体的に黒っぽいのは
ビタミンB12の不足かも?
というのが今日の情報。

たしかに、マクロビオティックなど
長年、菜食主義的な食事を
していた方の肌の色は全体的に
黒っぽい印象であることが多い。

(植物性食品にはビタミンB12は
ほとんど含まれないため、
ベジタリアンが最も注意しなければ
ならないのがビタミンB12不足)

 

人の見た目を栄養状態で
どの程度プロファイルできるか?
そんな論文どこかに転がってないかなあ。
(自分で書く気?ありません。笑)

 

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