コレステロール低下薬はCoq10減少によるミトコンドリア機能低下にご注意

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コレステロール低下薬のリスク

コレステロール低下剤を長期で服用している方がいて驚きます。

それも10年以上などのかなり長期。

 

コレステロールが悪者だと思い込んでいるので、お薬で低下させることに何の疑いもないのです。

データを拝見するとLDL150程度です。

もちろんお薬を飲んでその数値なので、もともとはもっと多いはずではありますが。

 

コレステロール自体は細胞膜やホルモンを作る栄養素なので、ちょっとお高めであれば、むしろ栄養いっぱいで羨ましいと感じます。

エネルギー不足でコレステロールが十分に作れない人もたくさんいますからねえ

 

まず基本的な大前提として、コレステロール自体は悪いものではなく、身体のさまざまな栄養素であります。

なのでコレステロール低下剤のリスクは、それら栄養素の部品や材料の欠品です。

材料が減ったら生産量も抑えられる、これ当たりまえ。

 

コレステロールを原料とするもの、それは胆汁酸、細胞膜、ホルモン、Coq10、ビタミンDの5つです。

【コレステロールの大事な5つの役割】まとめ
コレステロールは大事な栄養素である以前は悪者扱いだったコレステロールですが、ここ数年ですっかり立ち位置が変わってきました。最近の研究では、コレステロールはやや高めの人の方が死亡率も低く、病気にもなりにくいことが判明。数年前に、基準値が見直されたことは、こちらで書きました▼https://vitaminj.tokyo/?p=2773以前の基準値(LDLコレステロール濃度 140mg/dl)は、日本動脈硬化学会が「だいたいこれぐらいかな

コレステロール低下剤の影響を想像してみましょう。

まずコレステロールから胆汁酸が作られます。

胆汁酸が出なければ脂溶性ビタミンが吸収できません。ドライアイや乾燥肌、免疫や粘膜代謝にも異常が出そう。

コレステロールはホルモンの材料です。

ホルモンが低下すれば、性欲の減退、テストステロン低下でヤル気・気力の低下、自家製のステロイドも作られないので免疫も低下。

コレステロールは細胞膜の原料になります。

細胞膜が弱くなるから、かぶれ、皮膚炎、溶血、花粉症などアレルギーにも注意となる。

 

そして、コレステロールはCoq10と材料を共有しています。

Coq10とは、簡単に言えばミトコンドリアの栄養素です。

 

Coq10が発見された20年くらい前には、サプリメント業界で新生スターとしてもてはやされたのですが、最近はなんか下火ですね。

でもCoq10、めちゃくちゃ大切です。

 

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若い人はなぜお肌ぷりぷりで元気なのでしょうか?

それはCoq10がいっぱいあるからなのですよ。

Coq10の自給率は20代で最大、以降加齢とともに生産効率が落ちます。

20代を100とすれば、40代は7割、80代は半分以下です。

Coq10がたっぷりあればミトコンドリアは元気です。

ミトコンドリア機能が健全だと、疲れにくい、代謝が良い、若々しい。

起立性調節障害や慢性疲労などは、ミトコンドリアの機能を改善することが重要なターゲットとなりますが、その際にCoq10サプリメントは使われます。

 

コレステロール低下剤がCoq10を減少させる理由

食事から得られた糖質や脂質を原料にアセチルCoAが出来ます。

アセチルCoAから「ヒドロキシメチルグルタリルCoAレダクターゼ」酵素によってメバロン酸が出来て、

このメバロン酸を原料にコレステロールが作られます。

 

コレステロール低下剤はこの酵素活性を阻害してメバロン酸産生を低下させることでコレステロールを低下させてます。

でもねCoq10もメバロン酸が原料なわけですよ。

ということは、メバロン酸産生を阻害するコレステロール低下薬はCoq10も低下させてしまうということになります。

 

 

実際にコレステロール低下剤はこのCoq10をガッツリ減らす作用があることが分かっています

HMG-CoA reductase inhibitors and coenzyme Q10.

 

Coq10が減ればミトコンドリアの機能が落ちます。

実はスタチン系コレステロール低下薬とミトコンドリアの運命共同体問題はわりとよく知られています。

※ミトコンドリア機能とCoq10、スタチン投与の関係について

Coenzyme Q10 and Statin-Induced Mitochondrial Dysfunction

 

いやいやながらもスタチン系コレステロール低下剤をどうしても飲まなきゃならない場合、Coq10を補うというのは賢明だと思います。

なにせミトコンドリア機能低下というのは、全身の細胞機能を低下させ、ガンや慢性疲労などいろいろな病気の原因となりますので。

 

Coq10自体も脂質異常を改善するという報告はたくさんありますしね。

The effects of coenzyme Q10 supplementation on lipid profiles among patients with metabolic diseases: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.

 

胆汁酸産生が落ちてれば、脂溶性の栄養素吸収に影響が出ますので、Coq10(脂溶性)もどれくらい吸収されるか怪しかったりしますが、周りの評価を効くと疲れにくくなったなどのポジティブな評判が多いです。

Doctor’s Best, CoQ10 バイオペリン配合 100 mg, 120ベジカプセル

 

評価が分かれるコレステロール低下剤ですが、安易に飲み続けるよりはナイアシン療法★ベルベリン★あたりを試して欲しいところで、

もしどうしてもという状況であれば、保険としてCoq10は良い選択だと思います。

 

あと、食べ物だとこれからが旬のイワシにCoq10が豊富です。

イワシなら抗炎症作用のある脂肪酸EPAも豊富ですから、ぜひイワシのつみれ汁など食べられてはいかがでしょう。

 

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