大人ニキビ・ガス腹は「SIBO」(小腸内細菌過剰繁殖症)が原因だった件

腸内細菌の乱れ「ディスバイオシス」

slooProImg_20160703005818.jpg

ディスバイオシス(dysbiosis)とは、腸内細菌のバランスが著しく崩れた状態を指します。
異常発酵が起こる、カンジダ菌が繁殖する、乳酸菌など有用菌が減る、などです。

ちなみに、逆は「シンバイオシス」(Synbiosis)と言います。細菌との共存共栄

ディスバイオシスは、腸管に限った話ではなく、口腔内や皮膚など、細菌バランスの崩れた状態を指す言葉ですが、細菌の量は腸管が圧倒的なので、主に腸で使われることが多い模様

ディスバイオシスの原因ですが、

・抗生物質
・ステロイド
・化学的物質
・ストレス
・栄養吸収障害
・重金属(歯の治療跡、汚染された食べ物など)
・便秘薬、下剤の服用

あとは胃酸の低下など、消化管粘膜のPHバランスが悪い場合も原因になります。消化管は本来いるべき菌が住みやすいPHを保つことが大切です

 

「SIBO」小腸内細菌過剰繁殖症が顎ニキビの原因


ディスバイオシスの症状の一つに「SIBO」があります。

SIBOは「シーボー」と読み、Small Intestinal Bacterial Overgrowth、「小腸細菌過剰繁殖症」の略です。

本来、大腸にいるべきグラム陰性菌などが小腸に移動し、胃から落ちてきた食物をエサに、活発になるため、食後にお腹が張る、ガスが多く出る、という症状が出ます。

日本では、まだ認知度が低く、ガスが多い、食後にお腹が張る、と病院へ行っても、精神的なことを指摘されたり、IBS(過敏性腸症候群)と診断されることが多いようです。

私はこのSIBOがあったと思われます。

私の場合の主な症状ですが、

・肌荒れ(顎ニキビ、背中のニキビ、二の腕のブツブツ)
・食後、お腹が張る
・食事後のガスが多くなる

でした。

夫と一緒に住むまで気がつかなかったのですが、明らかに私の方が食後のガスが多い。
臭う、臭わないに関わらず、ガスが多いという時点で、腸管のディスバイオシスは疑ったほうが良いです

顎ニキビは、一般的にホルモンバランスと言われていますが、私の場合は腸のディスバイオシスのほうが完璧にリンクしてました。

SIBO対策をしたところ、ガスが収まり、顎のニキビが消えました。
気が付いたら二の腕のブツブツ背中のニキビが消えたので、原因は同じだったと思われます。

 

SIBOに「カンジダ・サポート」が効いた件

SIBO対策に使ったのは、「リーキーガットの治療法・腸の4R」でも紹介したナウ社「カンジダ・サポート」です。

slooProImg_20160624174343.jpg

この商品
↓ ↓ ↓
Now Foods, カンジダ サポート、腸の健康、180 ベジカプセル

小腸の「ディスバイオシス」、SIBOを知った時、自分の症状はまさしくこれだ!と思いました。

SIBOの治療法で、最も効果が高いのは断食(ファスティング)です。
繁殖した悪い菌を、一時的に兵糧攻めにすることで弱らせる。

しかし、副腎疲労のある私にとってファスティングは諸刃の剣で、出来れば避けたい

基本的には4Rとほぼ同じ考えで対応しました。

1) 胃酸を増やして、余計な細菌が小腸へ移動しないようにする
2) 消化を促進し、ディスバイオシスの原因となる未消化物を腸へ入れない
3) プロバイオティクスで良い菌を入れる
4) 過剰な菌(悪玉菌・日和見菌・真菌)の排除

すでに塩酸ベタインプロバイオティスクは利用していたので、悪い菌の除去として「カンジダサポート」を利用してみたところ、これが想定外に効果抜群

処方通り(食事後2カプセルを1日2回)飲んでみたところ、あっという間にガスが減りました。

※プロバイオティクスを必ず飲んで、有用菌も同時に足すこと。
プロバイオティクスは同時に飲まず、必ず空腹時に摂取。
カンジダサポートは抗菌・殺菌力が強いため、有用菌であるプロバイオティスクが相殺されないようにする必要があります。

カンジダサポートをSIBO対策に使う場合は、細菌にエサが来るタイミング、つまり食後すぐに飲むことが大事。

抗菌作用が強いので、長期で続けないこと。
しかし、私の場合は1日で効いたので、2日で止めました。

以前、カンジダ対策で飲んだ時は、食間に飲んだりプロバイオティクスと一緒に飲んでいました。量も1日1カプセルで少なすぎたのかと。
使い方がいい加減すぎて、効果を感じず1週間で止めて放置してましたが、SIBO 対策には少量で劇的に効きました。

以降はプロバイオティクスのみで、ガス腹も顎ニキビも無し

 

この「カンジダサポート」の主要成分ですが、

オレガノ (カンジダ除菌のハーブとして最も有名)
カプリル酸 (ココナッツオイルの主要な脂肪酸、抗菌作用)
パウダルコ (和名は「紫イペ」、真菌に対し殺菌・抗菌作用がある)
ブラック・ウォルナット (黒くるみの外皮、デトックス能力が強い)

これらハーブなどの天然成分に、ビオチン(ビタミンBの一種、皮膚に効くビタミン)とマグネシウムを少量足したもので、特に化学的なお薬ではありません。

オレガノの香りがするカプセルです。

 

腸の治療をしていく上で、ハーブは非常によく使われます。
人間は肉や穀類などから、主要な栄養分を摂りますが、その消化の過程で発生する毒素や細菌、身体には害となる成分を、ハーブやスパイスの力で中和・除去してきたわけですね。

 

「肌」=「腸の状態」

肌、特に吹き出物は腸の状態を反映しています。
長年悩んだニキビですが、便秘体質ではなかったため、ホルモンバランスだと思って、ある意味「仕方ない」と受け入れて生きてきました。

しかし、さすがにこの年齢になってもニキビが出来るのはおかしい。

食後のお腹のハリが治ったら、大人ニキビが消えました。
しかも二の腕のブツブツも消えた!
驚き。

ガスが出るのも、食後お腹が張るのも、カンジダ菌の仕業だったのか??
もしカンジダだとしたら、たった2日で、これだけ効果出るのはあり得ないので、他の雑菌に効いたとしか思えないのですが。
ダイオフ現象も全くでなかったため、この一件はいまだに謎。

同じように、SIBOの症状(腸の異常発酵、ガス腹、お腹の張り)で悩んでいる人がいたら、試してみてもらえません?
結果をレポしてもらえるとありがたいです。
わりと本気で宜しくお願いします。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で