リーキーガットの治療法「腸の4R」とは?

「4R GI Restoration Program」腸治療プログラムの4R

腸・おなかケアの話です。

腸のタイトジャンクションが緩み、未消化物が血液に入ることによって様々な病態をひきおこすリーキーガットや、過敏性腸炎など、腸の治療方法には主に4つの方法があり、略して「4R」と言います。

Remove(除菌)・・・・・有害な菌を除菌する

Replace(補充)・・・・消化・吸収を促進させる

Reinoculate(植菌)・・・乳酸菌などの有用菌を入れる

Regenerate(再生)・・・・腸粘膜の材料や有用菌の餌を入れる

 

(1)Remove「除菌」

悪玉菌や、過剰なカンジダ菌の除去を行います。
カンジダのバイオフィルムが剝がれるときに、カンジダ菌がかかえた有害物質がリリースされるので、一時的に体調不良になる人がいます。いわゆる「ダイオフ現象」に注意して行います。

■カンジダ除去に効果的なハーブを使う
オレガノ、パウダルコ、アシュワガンダ、リコリス、オリーブの葉エキス、など

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オレガノなどハーブをメインにカプリル酸を加えたカンジダ対策サプリメント
(ガスが多い、アゴに吹き出物が出るときに使ったところ効果抜群でした。おそらく・・ですが、カンジダだけではなく悪い菌に効いた様子)
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■抗菌作用のあるココナッツオイル(カプリル酸)を使う

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(2)Replace「補充」

Replaceは「入替え」の意味ですが、ここでは元の状態に戻す作業という意味で’replace’
不足した消化酵素や、その他消化に関わる要素を適宜補充して、粘膜細胞の代謝を促し、未消化物が腸に流れこまないようにします。

■消化酵素サプリを補充して消化を促進する

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■塩酸ベタインを用いて胃酸を補充し、消化を促進する

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(3)Reinoculate「植菌」

乳酸菌を始めとする、いわゆる善玉菌、身体に良い有用菌を入れてあげることです。

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(4)Regenerate「再生」

腸粘膜の材料であるアミノ酸、具体的にはグルタミン、もしくは必須アミノ酸を補充、また、有用菌の餌であるオリゴ糖や食物繊維を入れて、再生を促します。

■グルタミンで腸自身の栄養・エネルギー源を補充をする

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■ミヤリサンで酪酸菌を補充し腸の栄養分「短鎖脂肪酸」を与える

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■ガラクトオリゴ糖で有用菌に餌をあたえる
大豆、玉ねぎ、ゴボウ、トウモロコシ、アスパラガス、てん菜糖、など

■食物繊維で有用菌に餌をあたえる
ゴボウ、コンニャク、海藻類、大麦、米ぬかなど

 

おなかケアの4ステップ「4R」まとめ

個人的には腸粘膜の炎症を取る anti-inflammation「炎症の除去」を(1)Remove に加えたいところ。
例えばビタミンDビタミンAなど。(これについてはまた別途まとめます。)

腸ケアというと、ヨーグルト食べたり、プロバイオティクスサプリを摂ったり、という step3 の Reinoculate「植菌」ばかりに目が行きがちですが、腸粘膜が脆弱だと、菌を入れても居ついてくれません。

事実、VDやグルタミン、ハーブやスパイスなどを意識し始めて、プロバイオティクスの効果をよく感じるようになりました。

腸さえ元気なら、サプリも要らないし、免疫も健全だし、マインドもクリアです。

逆に言うなら、腸がだめなら、糖質制限しようが、サプリで栄養療法しようが、何をやってもダメです。
これは私の経験に基づいてます。

今後もこの方針は変わらず、腸をメインとして4Rを意識した治療を続けていきます。

 

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