お粥は胃にもたれる!?胃に優しいのはタンパク質であるという3つの根拠

糖質は胃に優しくないという根拠


いきなりステーキ、ご飯抜き&ブロッコリーがスタンダード。
ちなみにゴールドメンバーです。( ̄ー ̄)v

ところで、炭水化物抜きでステーキ食べると分かるのですが、胃に負担を感じるのは肉よりも糖質です。

ランチに炭水化物抜きのステーキを食べた日は、午後も仕事サクサクですが、ご飯が多いと身体が重く、眠い・・。

”胃に優しいもの”といえば「お粥」や「うどん」など、炭水化物であると信じておりましたが、上記体験からパラダイムシフトすることになりました。

よく考えたら当然で、胃にはペプシンというタンパク質の分解酵素はありますが、糖を分解する酵素はありません

胃は、炭水化物を胃酸で殺菌消毒はしますが、化学的な分解はしていないということです。

 

胃での停滞時間が長いのは炭水化物

面白いものを見つけました。

夏井睦医師のウェブより引用いたします。

※苦手な方もいるかと思いますのでサムネにしました。

お寿司を食べた30分後の胃の内視鏡写真です。
シャリ(糖質)は残っていますが、ネタ(タンパク質)はありません。
001

これは別の方の食後17時間後の胃の内視鏡写真。
糊化したお米ばかり残っています。
2

実は、胃の停滞時間が長いのは炭水化物ということです。

これは、胃では炭水化物に対する消化酵素を持ち合わせていないという事実とも合致します。

「胃での停滞時間が長いのは、ご飯よりお肉」というのが、一般的な認識かもしれませんが、調べてみると根拠が見当たりませんでした。

体感としても、お米や麺類を食べてお腹がパンパン、胃が張るという感覚はよくありますが、タンパク質ではあまりないですよね・・。

 

糖質が胃に負担という根拠「糖反射」

もうひとつ、糖が胃の負担になっていることを説明する「糖反射」という現象があります。

「砂糖」に付いて「排泄の科学」より要約します。

糖分が入ってくると、なぜか胃の動きがピタリと止まる。
この糖分を摂ると、細胞の働きが緩慢になる生体反応を『糖反射』と名付けた。

(中略)ほんの僅かのお菓子やジュースで簡単に胃は動きが止まる。

多すぎる糖分は、細胞を取囲むと絶縁物質となり、神経信号の伝達を阻害していると考えられている。』

“糖反射により胃に糖質が長く残ることによる膨満感”、これは体感として納得なのですが、残念ながら元ネタとなっている論文が見当たりませんでした。ガセ??

どうやらこのあたりがソースであるというところまでは突き止めましたが、かなり古い論文のようなので、あくまで参考程度に留めておきます。

 

胃が疲れたときに何を食べたら良いのか?

では胃が疲れた、食欲がないときには何を食べるべきなのでしょうか?

やはりタンパク質をいかに摂取するかを考えるべきかと。

例えば、
濃いめのお出汁(アミノ酸豊富)で作ったお味噌汁、
チキンブロス(コトコト煮込んだチキンスープ)、
お粥を食べるのであれば卵を落とす、

などなど。

もし、ステーキ食べて胃が重いと感じられるようであれば、胃酸・消化酵素の不足が考えれらますので、胃酸の補助を行う★、もしくは消化酵素を摂る★、などの一工夫が必要かと思われます。

「お粥」や「うどん」は、咀嚼をあまり必要とせず、嚥下しやすいという意味において’、食欲が無くても食べやすい’のであって、決して胃に優しいわけではありません。

やはりタンパク質をいかに摂るかが重要です。

熱中症の原因はタンパク質不足!水分を保持するタンパク質「アルブミン」でも書きましたが、これから暑くなるにつれ、食欲がないからとソーメンばかり食べてると、胃が弱ってさらに体調を崩すことになりかねませんのでご注意を。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で

募集中のセミナー