非アルコール性脂肪肝を改善する3つのステップ

お酒を飲まない人の脂肪肝

お酒を飲まない人に起こる脂肪肝
「非アルコール性脂肪肝」と言います。

高炭水化物のお食事で、肝臓がプチフォアグラ状態なのです。 

ASTとALTの数値を比べて、
ALTの方が高い場合は、たとえ
症状が無くても潜在的に脂肪肝が
すすみつつあると思ってください。

判定Aですが、実は脂肪肝の人。

この状態は低血糖を起こしやすい。

肝グリコーゲンを貯められないし
貯めてもうまく切り崩せないので。

お昼のランチ後に
堪えがたい眠気が襲ってくるとか、
夕食後に後片付けが出来ないとか、
特に命には別条が無くても、
地味にQOLが下がります。

詳しくは以下参照のこと。

非アルコール性脂肪肝の改善方法

非アルコール性脂肪肝の改善方法・その1

何はなくとも食事の見直し。

糖質摂りすぎてないか?
甘辛いタレが好き?
アイス食べてない?
おかきはしょっぱいから
甘いモノじゃないと思ってない?

非アルコール性脂肪肝の改善方法・その2

ビタミンEを1日400IU~800IU

非アルコール性脂肪肝には
ビタミンEが有効なのは
よく知られたところ。

治療ガイドラインでも
エビデンスレベルAです。

 

ちなみにトコフェロール単体よりも
トコトリエノールとのミックスのほうが
脂肪肝改善効果が高いとのこと。

非アルコール性脂肪性肝疾患モデルにおけるビタミンE同族体の予防効果

 

トコフェロールとトコトリエノール、
両方がミックスされたビタミンEも
探せばあります。少しお高いけど。

Olympian Labs, ビタミンEコンプリート、ソフトジェル60粒

非アルコール性脂肪肝の改善方法・その3

食後にウルソ。

胆汁酸は肝細胞を
保護する作用があります。

アイハーブだと「オックスバイル」
という名前のものがウルソです。
焼肉を食べるときの必需品。

Nutricology, Ox Bile、500mg、植物性カプセル100粒

非アルコール性脂肪肝の改善方法・番外編

ミルクシスルというハーブ
マリアアザミという植物で
日本では知名度いまいち
ですが、種子にシリマリン
という抗酸化物質を含みます。

欧州では古くから知られた
肝臓を保護するメディカルハーブ。
胆汁分泌も促すそうです。

Jarrow Formulas, オオアザミ, 150 mg, 100粒(ベジタリアンカプセル)

 

ミルクシスルを番外編にした理由ですが、
ビタミンE、ウルソは私の周りでも
使って効果を上げてる人が多いけど、
ミルクシスルは使ってる人を知らないので。

たぶん認知度が低いだけだと思われます。

それから適度な運動も重要です。
ここは栄養ブログなのであえて割愛しますが。

 

非アルコール性脂肪肝は
低血糖を起こしやすくなるので、
栄養療法でも大きなテーマですが、
改善方法をまとめたものが
今までありませんでしたので、
簡単にまとめてみました。

 

今日のまとめ

  • 糖質過多による脂肪肝は
    AST<ALTで判断できる
  • 脂肪肝の改善は
    ①食事の見直し
    ②ビタミンE、③ウルソ、
    もしくはミルクシスル

 

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