コロナで重症化するか?は採血結果のここをみる

コロナ重症患者の好中球とリンパ球の比率

今日はコロナ関連の文献チェック。

コロナ重症者、ICUで治療を受ける
ことになる患者をどう予見するか?
イタリアの研究チームの発表。

Neutrophil-to-lymphocyte ratio and clinical outcome in COVID-19: a report from the Italian front line

 

74名の患者(平均年齢63歳)
を対象に調査したところ、
好中球とリンパ球の比率が
3.0 以上で重症化、4.0 以上でICU
という結果だったとのこと。

コロナが重症化するかどうか、
ICUへ移るかどうかを早期に
判断するのに、好中球/リンパ球
の比率で判断が可能、という報告。

免疫力は白血球の分画を確認せよ

リンパ球と好中球のバランスで
免疫の状態、自律神経の状態が
推測可能な件、分子栄養学を
学ぶ人にはお馴染みのテクですね。

 

好中球の割合は、細菌感染、
交感神経優位で上昇します。

リンパ球の割合は、ウィルス感染、
副交感神経で上昇します。

分子栄養学実践講座の講義テキストより抜粋。

 

ガン細胞にどれだけ打ち勝てるか?
という免疫の力も好中球とリンパ球の
比率が重要です。

がん患者の「好中球 ÷ リンパ球」
中央値は2.68
、この比率が高いと
予後が悪い、詳しくは以下参照。

【ガンに勝つ身体とは?】好中球とリンパ球の割合は予後の予測因子である | ビタミンアカデミー
好中球とリンパ球の割合はがん予後の予測因子 免疫バランスは白血球の分画で判断します。 抗がん治療に臨む際には、 白血球(数) × リンパ球(%) が1,800を超えるのが望ましい。 健康な人であれば1,500をキープすること、 という記事を下記で書きました。 この論拠となる論文があったので 備忘録メモです。 Immune-related Genes to Dominate Neutrophil-l

好中球とリンパ球の違い

好中球とリンパ球の違いですが、
好中球は貪食細胞(どんしょくさいぼう)
といって、細菌を見つけたら
食べて処理してくれます。

リンパ球は武器(抗体)を作って、
もう少し高度な敵に立ち向かいます。

 

分かりやすい不審者や敵を発見して、
初動段階で対応してくれるのは好中球、

まるでお巡りさん。
街を見回る警察官みたいに
血液中を巡回してます。

 

対して、リンパ球は、
がん細胞やウィルスなどより複雑で
高度な敵に立ち向かうための仕組み、
訓練を受けた自衛隊や特殊部隊。

免疫の仕組みは難しいので、
素人レベルで、ちょっとだけ
健康のために知識つけたい人だったら
これくらい雑な覚え方で十分っす。

リンパ球の低下は免疫の低下

コロナ重症者はリンパ球低下の件、
3以上で重症化とのことですが、
これ、かなりリンパ球の割合が
低下しているので免疫やばい、
ウィルスに対抗出来てない状況です。

コロナだけにとどまらず、免疫全般、
自律神経のバランスに注意したいのは
以下のような採血結果。

 

好中球77.3、リンパ球17.9、比率は4.32

 

好中球72.9、リンパ球17.8、比率は4.1

 

好中球とリンパ球のバランスは
健全な免疫にはとても重要で、
好中球/リンパ球=1.5~2.0
を常にキープしたいところですが、
現代人はこのバランスが崩れがち。

副腎疲労の初期段階で
過緊張、交感神経優位の方は
バランス崩れることが多いです。

タイプ的には頑張り屋さん。
いつもせかせか働いてる。

ご自身の採血データ、検診の結果を
ぜひ確認してみてください。

 

今日のまとめ

  • コロナ重症者は、好中球/リンパ球が
    3.0 以上で重症化、4.0 以上でICU
  • 好中球/リンパ球で免疫の状態、
    自律神経のバランスを推測可能
  • 健康を保つためには、
    好中球/リンパ球=1.5~2.0

 

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