補中益気湯の抗インフルエンザ効果

補中益気湯の抗インフルエンザ効果

副腎疲労でよく使われる「補中益気湯」ですが、
免疫を調整し、抗インフルエンザ作用も
期待できるようです。

 

免疫に関する補中益気湯の作用を調べてみました。

  • 造血幹細胞の増殖を促進して,
    白血球の数を回復させる
  • リンパ球のTh1/Th2 バランスを調整し、
    感染症にかかりにくくする。
    (Th1↑、Th2↓)
  • マクロファージの殺菌活性を強化し、
    感染症の際に菌の増殖を抑制する。
  • 補中益気湯投与で IgE、IL4を有意に
    抑制しサイトカインストームを予防する。
  • インターフェロンγ産生によって
    マクロファージを活性化し感染から守る。
  • ストレス負荷時のの感染抵抗性低下を
    改善する作用がある。

 

リンパ球のTh1が減ると免疫が弱って、
感染症に罹りやすくなるのですが、
補中益気湯はTh1を増やして、
Th2を低下させるので、
アレルギー持ちにもよいということ。

細胞はウィルスに感染すると、
インターフェロンを作ってウィルスに
対抗するのですが、補中益気湯は
インターフェロンを作るスピードをあげて、
ウィルスに罹患した際の初動を
よくする効果があるとのこと。
だから、罹っても治りが早くなる。

 

補中益気湯は、虚弱体質の副腎疲労に
イイ感じで底上げしてくれる生薬で、
私もいまだに毎日飲んでます。

補中益気湯の価値を改めて再認識しました。

 

補中益気湯については以下もご参考にどうぞ。

疲れたときに効果的な「補中益気湯」 | ビタミンアカデミー
副腎疲労対策の「補中益気湯」 先日、昼間に2つカウンセリングしたあとに夜にはセミナーという、 ちょっとヤバいかなあと思いつつ調子にのって1日3つの予定を入れてしまったら、 さすがに翌日は疲弊して使いものになりませんでした。 セミナー中にふわっとした眩暈も感じました。 さすがにやりすぎだなと反省。 さて、私が疲れたなと感じた時に必ず飲むのが「補中益気湯」という漢方です。 補中益気湯は「補気剤」に分類
コルチゾールを増やす漢方・減らすコーヒー【副腎疲労の治療法】 | ビタミンアカデミー
補中益気湯が副腎疲労に良い理由 長期の旅行に補中益気湯は 必ず持っていきます。 飲むタイミングはコルチゾールが 立ち上がる朝、お湯で溶いて コーヒーのようにゆっくり頂く 去年のヨーロッパ旅行でも ホテルの部屋の湯沸かし器を 利用して毎朝一服。 旅行は楽しいのですが、興奮しすぎて その後にグッタリなりがち。 旅行から帰って、疲れがでると コルチゾール分泌が減ってガタがくる。 それはまさしく副腎疲労の

参考文献

漢方薬の免疫薬理作用―慢性疾患の改善作用の主要機序として―

Changes in Peripheral Lymphocytes Count in Unconscious Patients Treated at Home With Japanese Herbal Medicines (Hozai)

The Preventive Effect of the Traditional Japanese Herbal Medicine, Hochuekkito, against Influenza A Virus via Autophagy in vitro

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で

募集中のセミナー

【オンライン開催!】 9月21日(土)  鉄不足解消!元気と綺麗が自慢になる『鉄子の部屋』