動物性タンパク質は控えたほうが良いケース【食生活の最適化】

腸内細菌と心筋梗塞

タンパク不足で体調を崩されている方
の方が圧倒的に多いので、
普段から「タンパク質!」と
連呼しておりますが、

その一方で、高たんぱくな
食事が仇になるケースも
しっかり把握しておかなければ
なりません。

以前、高たんぱく食が仇になる
ケースは高ホモシステインだよ
と書いたことがあります。

菜食主義・マクロビオティックが良いと言われた背景はたぶんこれ | ビタミンアカデミー
菜食主義・マクロビオティックが良いタイプとは? 代謝図を眺めていて ふと思いついたことをメモ。 「ホモシステイン」は 血管のコラーゲンを破壊、 溜まりすぎると老化促進、 動脈硬化や脳梗塞、 アルツハイマーなど あらゆる病気リスク上昇 と関係しています。 ホモシステインは メチオニンの代謝物です。 メチオニン回路、葉酸回路、 システインへ向かう回路、これらが 全部スムーズに流れていれば メチオニンが

 

今日はまた別の一例を。

肉や卵など動物性たんぱく質は
「フォスファチジルコリン」という
リン脂質が多く含まれています。

リン脂質ですから、コリンの頭に
脂肪酸の足が2本くっついた形を
想像してください。

 

肉や卵を食べると、この
フォスファチジルコリンが
腸内に入ります。

そこで、腸内細菌がこの
フォスファチジルコリンを
トリメチルアミンN
変化させます。
(ここが第一のポイント)

このアミンちゃん、
腸管から吸収されて、
肝臓で酵素FMA3で作用で
トリメチルアミンNオキシド
(TMAO)に変わります。
(第二のポイント)

 

TMAOはマクロファージや
血小板を活性化する作用
があります。

「活性化」というと
なんだか元気になるイメージですが、

マクロファージが活性化しすぎると
血管にこびりついたコレステロール
をむしゃむしゃ貪食、お腹いっぱい
になったマクロファージはその場で
ご臨終。

残骸、瓦礫となったマクロファージ
は血管を詰まらせ、人間がご臨終。
(要は動脈硬化の促進)

血小板は血を固めるのがお仕事
なので、活性化しすぎると
血栓ができて血管は目詰まりを
起こしてしまいます。

Gut flora metabolism of phosphatidylcholine promotes cardiovascular disease.

Gut Microbial Metabolite TMAO Enhances Platelet Hyperreactivity and Thrombosis Risk

 

この場合、高たんぱくな食生活で、
動脈硬化がすすむかどうか?は、
以下の2点で違ってきます。

①トリメチルアミンNを代謝する
腸内細菌が多いか少ないか?

②トリメチルアミンNを「TMAO」に
変換する酵素FMA3の遺伝子多型

 

②の代謝酵素はタンパク質ですから
各々が持ってる遺伝子によって
作業効率の良い酵素を作る人か
作業効率の悪い酵素を作り人か
個体差が生まれます。

 

健康を維持出来る食生活かどうか?
には個体差があります。
その個体差は①腸内細菌、②遺伝
この2つの影響が大きいです。

参考記事(↓)

栄養が効かない?その個体差はどこで生まれるか? | ビタミンアカデミー
個体差を生じる3つのポイント 食餌療法の選択、 栄養素の必要量、 それらは個人個人によって違う。 サプリメントの効き方も、 食事療法の効果も、 個体差がある。 この個体差を見極めることが 分子栄養学で一番大事。 その個体差はどこから生まれるのか? 私の経験では主に3つ ① 遺伝 身体の代謝にはさまざまな酵素がかかわっている。 酵素はタンパク質、 タンパク質は遺伝情報にコードされる。 例えば、 お酒

 

で!

で、ですよ!

こういった文献読んでですね、
私ら栄養カウンセリングみたいな
お仕事をする人たちは
どう判断すべきか?

実際の生活に落とし込むレベルまで
翻訳して考えないと意味ナッシング。

 

トリメチルアミンNを作る細菌が
多いか少ないか?を
カウンセリングレベルで
判断するには、私はやっぱり
臭いだと思います。

「アミン」ということは「アミン類」です。
つまり悪臭を発します。

 

「おならが臭いかどうか?」

「自分のトイレ(大)の後に
家族が入って窒息死しないか?」

 

腸内環境がどうなのか、
身体からの「お便り」を
確認することがまず第一。

腸内に停滞する時間が長いと、
アミンも再吸収されるリスクが
上がりますから、便秘がない、
毎日バナナ1本の安産型
というのも必須条件です。

 

そして2番目の酵素活性、
これは遺伝子の型なので、
二親等以内に、
循環器系疾患や突然死が
いないかどうか?ぐらいは
確認したほうがよいかと。

 

腸内細菌のメタボローム解析と
遺伝子解析サービスが一般的に
なるには、もう少し年月が
かかるでしょうから、

それまでは、オナラと家族の
既往歴を確認して、
自分の健康な人生を担保する
最適な食スタイルを見つけてください。

 

今日のまとめ

・動物性たんぱく質を多く摂取
すると、腸内細菌の影響でTMAO
が増加、動脈硬化リスクが上がる

・高たんぱく食が循環器系疾患
リスクを上げるかどうかは、
腸内環境と遺伝によって変わる

 

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