菜食主義・マクロビオティックが良いと言われた背景はたぶんこれ

菜食主義・マクロビオティックが良いタイプとは?

代謝図を眺めていて
ふと思いついたことをメモ。

 

「ホモシステイン」
血管のコラーゲンを破壊、
溜まりすぎると老化促進、
動脈硬化や脳梗塞、
アルツハイマーなど
あらゆる病気リスク上昇
と関係しています。

ホモシステイン
メチオニンの代謝物です。

メチオニン回路、葉酸回路、
システインへ向かう回路、これらが
全部スムーズに流れていれば
メチオニンが溜まることはありません。

メチオニンが溜まる状況とは
どういう状況かというと、

葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6
といった、メチレーション回路
にかかわるビタミンが不足したときです。

回路がスムーズに回らず、
渋滞を起こすのでメチオニンが
血液中で上昇することになります。

 

ん、ちょっと待てくださいよ。
もっと単純に考えて、
メチオニンが増えると
ホモシステインは増える。

だってホモシステインの
原料はメチオニンだから。

 

ここでポイントは、
メチオニンが必須アミノ酸
であるという事実です。

メチオニンは身体の中で
合成できません。

メチオニンが身体に入ってくる
ルートは食べ物しかないのです。

 

ここでメチオニンが
どういった食品に多く
含まれているかを
見てみると・・、

1位 卵
2位 魚
3位 肉

食品成分データベースから
ざっくりとした数値をとった)

見事に動物性たんぱく質。

 

思い返せば、80年代。
動物性たんぱく質の過剰摂取が
がん、成人病の原因だと
言われていた時代がありました。

もちろん、それらの食品が
増えるということは、
相対的に野菜、海藻類が減り、
天然のポリフェノール摂取量が
減るリスクも内在するし、
クオリティの悪い油や添加物
などの摂取量も同時に増える、

そういった複合的な要因も
もちろんあるでしょうけど、

アミノ酸代謝に絞って考察すると、
低たんぱく食は低メチオニン食
なので、成人病のリスク減につながる
といえます。

 

葉酸、ビタミンB6、B12が大切
なのはもちろんだけど、
それらを活性化する酵素は
遺伝状態で変わります。

つまり個体差がある。

葉酸を活性化させるMTHFR
なんかはその代表例。

もし、遺伝子レベルで
葉酸、ビタミンB6、B12を
活性化する力が弱ければ、
それらのビタミンを補充しても
ホモシステインは溜まるので
低たんぱく(低メチオニン)の
食事法のほうが寿命を延ばす
ということです。

 

昔は遺伝子についての研究も
今ほど進んでいなかったし、
メチレーション回路もよく
わかっていなかった。

マクロビオティックや菜食などの
低たんぱく(低メチオニン)食が、
長寿食になりうるタイプ(体質)
が実際にいるから、そこそこの
実績が残せたのだと思います。

 

タンパク質の重要性がフォーカス
されるようになってきて、
それはそれで素晴らしいのだけど、

実は低たんぱく食のほうが
健康や長寿に貢献する体質
の人もいます。

 

ちなみに、私自身はデータを見たとき
B6不足、コレステロール値、好塩基球
なんかをチラチラ確認しつつ、
ご家族の既往症、死因なんかを確認。

怪しいな、と感じたら
「ホモシステイン値を測ってみたら
いかがですか?」と提案することに
しております。

 

ビタミンB入れても、活性葉酸入れても
どんなことしてもホモシステイン値が
下がらない人がたまにいます。

そんな人に高たんぱく食なんて
老化促進の原因ですから、
とてもじゃないがお勧めできない。

 

分子栄養学は「その人に合った食事法、
栄養素のベストな摂取量」を見つける
ツールだと思います。

私のところに問い合わせしてくれる
クライアントは健康意識が高い人
が多いのですが、たまに、
「分子栄養学 = 高たんぱく+サプリメント」
という勘違いをしている人がいて、
それはやんわり修正しております。

分子栄養学で一番重要なのは
「食事・栄養代謝の個体差」です。

 

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