ゼラチンの主成分「グリシン」は抑制系の神経伝達物質で安眠効果あり

ゼラチンが睡眠の質を良くする?

神経を抑制するグリシンというアミノ酸があります。

「グリナ」という安眠用サプリメントの主成分がグリシンです。

実は、ゼラチンの主成分が「グリシン」でして、ゼラチン10g食べると、グリナ1回分なんですな。

某大手掲示板で「眠れない時にゼラチンが効く!」という板が盛り上がったこともあります。

私は昨年から、ほぼ毎日ゼラチンをドリンクに入れて飲んでおり、肌の保湿力が上がったと実感しているのですが、そういや睡眠の質も良くなった気がする。。

【ゼラチン美容法】なんと肌の保水力が最高値を記録!(銀座ファンケルスクエア)
アトピー・乾燥肌だった私が肌保湿力で最高値を記録! 過去最高に肌の乾燥しない冬を過ごしています。40年以上生きてきてこんなこと初めてです! 先日、近所のお風呂屋へ行った際、化粧水を忘れたことに気付き、そのまま寒空の中、自転車で帰宅。 洗顔後、何もつけずに自転車で寒風にさらされても、ほとんど乾燥を感じませんでした。 数年前まで、洗顔後は、服を着るより早く化粧水をつけないと、カッピカピで笑えなかったので、自分でも驚き。 銀座ファンケルスクエアで「ハリ肌チェック」 現時点での肌の水分量がどれくらいなのか知りたくなり、銀座のファンケルスクエア「5F ファンケル 未来肌研究室」で測定してもらいました。 保水力計測と角質をテープでペリッと剥がし、専用の機器でバイオマーカーチェック。 所要時間は30分程度、結果は後日郵送で送られてきます。 水分保持力が、なんと 604! 450 で「とてもうるおい」なのですが、大きく振り切ってました!! 汗に反応してるのかな?と、アルコールで拭き取って、再度計測しなおしてみる事態にw 人生でこんなこと初めてだよ・・(涙涙 抗酸化力は、レベル 5 生まれ変わり力は、レベル 2 で、平均値より低という結果に。 抗酸化力は「抗酸化タンパク質量」、生まれ変わり力は「角質代謝の酵素タンパク量」を計測しているらしいです。 抗酸化力は、今年から倍量に増やしたビタミンCのおかげなのか?? 角質代謝は、平均値を下回ってしまいました。 まあ年齢も年齢なので仕方ないかw 代謝ダウンの一番の原因は運動不足らしいです。 ジム回数増やさねば。 ゼラチン美容法 去年と今年、何が違うのかというと、以下の2点です。 ・ゼラチンを毎日 5g~10g/1日 ・ビタミンCを倍に増量 5,000mg~6,000mg/1日 ゼラチンは、昨年11月に、ヨガで傷めた右肩甲骨の回復のために始めました。 肌が乾燥しなくなったのは、想定外の副産物でした↓ ほぼ毎日、ハーブティやレモンティーに、ゼラチン5gを溶かして飲んでいます。 注意点は、かならずビタミンCも合わせて摂ることです。 「同時に」摂る必要はありません。 ゼラチン(コラーゲン)は小腸で吸収されたあと、25~50時間かけて、全身を巡ります。

グリシンは抑制系の神経伝達物質

グリシンには、神経の興奮を抑える働きがあります。

グリシンの安眠効果は偶然発見されたらしいです。

アミノ酸研究では一線を画す某A社が、他のアミノ酸の調査をしている時、プラシーボ(偽薬)としてグリシンを利用したそう。

グリシンを飲んだ研究員の奥さんが、いつもと違ってイビキが少なく、ぐっすり寝ることを発見。研究員本人も昼間の眠気が少なくスッキリ感がある。
どうやらグリシンには安眠効果があるらしいぞとなったらしいです。

そこから調査が始まって、某A社が発表したのがこちらです(2012年)

The Effects of Glycine on Subjective Daytime Performance in Partially Sleep-Restricted Healthy Volunteers

実験に参加しているのが、たった7名てどうなのよ?て感じもしますが、グリシンの経口摂取で睡眠の質が良くなることは、東大の先生が作用機序を解明済みです。

アミノ酸グリシンによる睡眠改善効果の作用機序解明

 

米国では、グリシンの神経抑制作用が評価されており、統合失調症やコカイン、アルコール中毒患者の回復セラピーにも利用されているようです。

Glycine transporters as novel therapeutic targets in schizophrenia, alcohol dependence and pain
Glycine transport inhibitors in the treatment of schizophrenia.

 

なんらかの生理的活性を持ったアミノ酸を「機能性アミノ酸」と呼びます。
オルニチンの肝臓への作用、グルタミンの腸粘膜への作用などが、機能性アミノ酸の代表です。

グリシンは、脳神経に対して抑制系に働く機能性アミノ酸と言えます。

同じ抑制系神経伝達物質のアミノ酸としては、GABAと似ています。

安眠効果以外にも、緊張状態の緩和、ストレス軽減、集中力の増加などが期待できます。
機能性アミノ酸の良いところは、もともと体内にたくさんある成分なので、副作用や飲み合わせを気にしなくて良いところですね。

GABA入りのチョコレートが売りに出されるくらいなのに、グリシンはあまり有名ではない気がします。
GABAに比べて製造コストが安いので、売値に反映させにくいという商業的理由があるんでしょうかね?

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グリシンの抗炎症作用

神経抑制以外にも、グリシンには抗炎症作用が認められており、好ましい研究結果が豊作なんです。

・グリシンには抗炎症性、免疫調節性、細胞保護作用がある(2003年ノースカロライナ大学)
L-Glycine: a novel antiinflammatory, immunomodulatory, and cytoprotective agent.

・グリシンは、糖尿病患者のインスリン抵抗性、炎症性疾患を予防する(2008年メキシコ・メトロポリタナ大学)
Glycine regulates the production of pro-inflammatory cytokines in lean and monosodium glutamate-obese mice

・グリシン補給は骨格筋の炎症を軽減、癌悪液質の筋肉タンパク質分解に関連する遺伝子の発現を低下させる(2014年メルボルン大学)
Glycine administration attenuates skeletal muscle wasting in a mouse model of cancer cachexia.

癌患者が筋肉減少で痩せていくのを予防できるなんて、素晴らしい。
これはグリシンに特異的な効果だったそうで、マウスレベルの実験結果とはいえ、かなり期待できるんじゃないでしょうか。

 

思うに、ゼラチンが骨格筋損傷の回復を早めるという効果も、ゼラチンに含まれるグリシンに依るところも大きいのではないかと。

『ゼラチン』摂取がスポーツによる骨格筋損傷の回復に効果的
骨格筋損傷の回復にゼラチンが効果的な件 先月初め、トレーニングで右肩甲骨を負傷、3日間、寝たきりになりました。 レントゲンに写るような異常はなく、たぶん筋損傷だったのかと。 何してても痛い、食べることも億劫、 プロテインは胃に重いし、アミノ酸ばかり飲むわけにもいかず、何かタンパク質摂取を効果的に増やせるものは?と考えて、粉ゼラチン食べてました。笑 まじめな話、ゼラチンは骨格筋損傷の予防・回復に効果的らしいです。 Vitamin C-enriched gelatin supplementation before intermittent activity augments collagen synthesis. この論文、実験の内容なんですが、ビタミンCを強化したゼラチンを、8名の健康な成人男性に摂取してもらい、その後縄跳びでトレーニング、 数時間おきに血液検査、また培養した人工靭帯でも調査(ダイジェスト版はざっくり、全文は有料なんで詳細は不明) 結果、コラーゲン合成に関連するアミノ酸の血中濃度が上昇、研究室で培養した人工靭帯の機能は改善、ゼラチン(+ビタミンC)は、怪我の予防と組織修復に有益であるという結論付けてます。 これだと、たった8名だし、健康な成人アスリート男の消化力と、自分の消化力が同じとも思えないのですが、 自分の身体で、数週間ゼラチン作戦を実行してみた結果、 肌はめちゃくちゃ調子良い! トレーニング後の筋肉の張りも良い感じ! 歯医者では「おおー、歯茎の回復が早いねー、まだ若いじゃーん」(先生はノリが軽い) てな感じで、プロテインよりかなり気に入ってます。 ゼラチンとコラーゲンの違いって何よ? 結論から言うと「ほぼ同じ」、状態によって呼び名が違うだけ 生体内に存在する生の状態が「コラーゲン」 熱処理などを施し、生の「コラーゲン」から抽出、分子量を少し小さくしたものが「ゼラチン」 例えば、、お魚に含まれるのは「コラーゲン」で、その煮汁は「ゼラチン」含有。 再度冷却されると、架橋構造が戻るので、固まって煮こごり(=コラーゲン)になります。 分子の大きさは、コラーゲンが30万、ゼラチンが10万 胃腸で消化されて分子が小さくなると、「コラーゲンペプチド」になり、最終的にはアミノ酸になります。 コラーゲン(分子量300,000) ↓ ゼラチン(分子量100

グリシンは食品添加物

実は、グリシンはその甘さを利用し、日本では昔から食品添加物として利用されております。
1kgで1,500円、食品添加物に利用されるくらいですから、めちゃくちゃ安いです。
水素原子が一個だけの単純構造なので製造が簡単なんでしょうね。
A社のサプリはボッてるなーw

睡眠障害に対する効果は、1回に3g、就寝前の1時間前に飲むと効果的とのこと。

 

私は美肌効果も狙って、毎日ゼラチンをホットティーにINしてます。
ゼラチン 5g に含まれるグリシンは 1500mg
ゼライスのスティック2本でグリシン 3g です。

手軽で安い、肌もモチモチになるし、神経抑制系としてストレスコントロールにもなる。
トレーニングの骨格筋損傷にも効くし、さしたるデメリットがない。
引き続きゼラチン愛用確定です。

 

 

 

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