フルーツモーニングの健康的でない側面

フルーツモーニングの健康的でない側面

先月、フルーツのみ朝食で
どう血糖値が動くか、
リブレでテストしてみました。

10月某日の朝食。

リンゴ半分、シャインマスカット、
洋ナシ、みかん半分。

食事前の血糖値98

 

160までスパイク、その後
血糖値70まで低下
眠ーくなりました。
(笑うしかないw)

 

普通の朝ごはんだとどうか?

牛すじカレー少量(昨夜の続き)
ご飯は押し麦入り、
パセリの大量みじん切り入り
もずくの味噌汁

食事前の血糖値94

 

血糖値144が頂点、
その後も90以下になることはなく
落ち着いてます。

 

別の日にもやってみたけど、
やはり同じような結果でした。

 

10年以上前でしょうか、フルーツばかり
食べている時期がありました。

きっかけは「フィット・フォー・ライフ」
という本です。

生のフルーツには酵素がいっぱい。
朝は排泄の時間なので、消化力を
必要としないフルーツのみを食べることで、
消化管が綺麗になり健康に良いと
ありました。

その食事を半年ほど続けたところで、
午前中に異様な眠気を感じるようになり
(低血糖症の症状です)

ちょうどその頃、栄養療法に出会って
低血糖症が判明したのが、
今の仕事につながる出会いになりました。

 

フルーツは果糖が主成分、
血糖値を上げない(上げにくい)
と言いますが、人によると思います。

食べてるカロリー量が不足するので、
腹持ちも悪く、血糖値がスパイク、
その後の血糖値急降下。

これが私の朝フルーツの反応なので、
残念ながら、ローフーディストが絶賛する
フィット・フォー・ライフなお食事は
私には合わないのです。

 

低血糖を起こすと、
身体はタンパクを削ってエネルギーに
変えようとします。

タンパク質の異化が亢進し
老化が早くなります。

血糖値140以上で
AGEも発生しやすくなります。

 

勘違いしてほしくないのは、
フルーツ食が合う人もいるという事実です。

栄養カウンセラーとしての今の私が思うに、
耐糖能が強くガチムチ体型の炎症持ち
そんな方ならフルーツ食は、逆に
健康へのきっかけになってくれそうに思います。

 

あと、当然ですが、
フルーツが悪いわけじゃない。
あくまで食べ方の問題です。

 

どのような食事がその方のベストか?
と考える際に、血糖値を安定させる
お食事スタイルは非常に良い選択になります。

血糖値の安定は、タンパク異化を防ぎ
肉体の老化も遅らせ、精神的にも安定します。

 

人によって、耐糖能も消化能もさまざま。
どこで個体差が生じるのか?
どこでそれを判断するのか?

データを深読みすることで
個体差を知る手がかりを得ることが出来る
分子栄養学に出会ったことで
見える世界が広がりました。

 

今回のリブレ実験。

ケーキセットも食べてみました。
銀座の風月堂にてサバランとコーヒー

 

銀座をぶらぶらしたので、
歩いてたせいか、思ったほどスパイクせず。
最高血糖値は150程度

 

改めてリブレを付けてみると
いろいろと発見できて面白いですね。

知識が深まれば、
また見えるものが違ってきます。

 

血糖値をモニターするのに、今のところ
リブレにかなう商品はありません。

センサーとリーダー
両方買わないと意味がないので
ご注意です。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で