自閉症の症状緩和に一番効果があるのはあの野菜

自閉症の症状緩和に一番効果があるのはあの野菜かもよ

先週末の分子栄養学実践講座の
授業で仕入れた小ネタです。

吉田先生の講義★だけでも
お腹いっぱいの情報量でしたが、
宮澤先生の授業も相変わらず
キレッキレですわ。

その中から、みなさまにも簡単に
取り入れられる厳選情報をシェア。

スルフォラファンが自閉症の症状を緩和

ブロッコリースプラウトに含まれる
スルフォラファンが自閉症の症状を
緩和するそう。論文全文公開されて
おりましたのでチェック。

Sulforaphane treatment of autism spectrum disorder (ASD)

 

18週間、ブロッコリースプラウトから
抽出したスルフォラファンを経口投与。
症状をスコアにします。

Hyperactivity(多動)、irritability(過敏性)
などの症状のすべてが改善しております!
(青がスルフォラファン投与群、赤がなしの群)

 

18週目以降、スルフォラファンを止めたら
いったん改善した症状の戻りが認められてます。
やらせか?ってくらいに顕著です。すげえ。

 

ブロッコリースプラウトは解毒の王様

なぜ自閉症の症状改善に
スルフォラファンが効いたのか?

それは「解毒」に関係してます。

 

本来、我々の身体は多少の毒が入ってきても
それを排泄する能力があります。

どうやって排泄しているかというと、
まず肝臓にある酵素が毒物を他のもの
(例えばグルクロン酸)で抱合して
細胞外に追い出し、あとはおしっこになるか
胆汁酸に混ぜてウンコとして、
体外へ排泄するという仕組みです。

 

毒物がむき出しのまま細胞の外へ出しちゃうと、
あっちこっちで悪さして被害拡大しますから、
肝臓の酵素がいったんラップで包んで
くれるわけですな。

 

その肝臓に住む酵素君の名前が
UGT(UDP-グルクロン酸転移酵素)

ちょっとした遺伝子の変異があると
この酵素を作る能力が落ちます。

 

ブロッコリースプラウトに含まれる
「スルフォラファン」は、
酵素UGTを増やす効果があるのです。

もうちょっと真面目に言いますと、
スルフォラファンがUGTのmRNAを増加させ
遺伝子の発現が強化されるんです。

 

 

自閉症の場合は、解毒が下手で
毒素によって脳内伝達物質が正常に
作られていなかったり、代謝がうまく
回っていなかったりする。

米国では、スルフォラファンサプリが
自閉症の症状改善薬としてとても
人気があるそうです。

ブロッコリースプラウトサプリ、
アイハーブでも高評価ですね。

Source Naturals, ブロッコリースプラウトエキス、60粒

 

スルフォラファンは、キャベツや
ブロッコリーにも含まれておりますが、
ブロッコリースプラウトに圧倒的に多い。

 

ブロッコリースプラウトを見たら
「あ!解毒屋だ」と思ってください。

安くて頼りないおもむきと裏腹に
やつは相当なツワモノです。

 

化学物質過敏症の方や香料に敏感な方は、
解毒能が懸念されます。
ブロッコリースプラウトを
ぜひ毎日お食べください。

 

過剰なエストロゲンもグルクロン酸抱合で
体外へ排泄されます。

PMSが強い方、乳がんの心配な方や、
カップラーメンをよく食べる環境ホルモンまみれの人
などにも超おすすめです。

 

あ、ちなみに、、スルフォラファンは
ブロッコリースプラウトの細胞壁を壊し、
酵素ミロシナーゼが働くことで作られます。

ということは、よく噛むことが重要ですよ!
(ブロッコリースプラウトに限りませんが)
どうぞご参考に。

 

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