旅行先では低血糖にならない理由

なぜか旅行先では低血糖にならない

私の場合、旅先で一番怖いのが低血糖発作です。

食後にふわっと身体がだるく、眠たくなるあの感じ。

 

ところが旅先ではそうならないと経験上わかっています。

甘いものも解禁するにもかかわらず、です。

 

今回食べたスイーツ類。

プロも絶賛するジャック・ジュナンのミルフィーユ

 

ローマで一番美味しいと言われるポンピ本店のティラミス

(このティラミスは美味しかった!さすがにコーヒーは受け付けなかったけど。)

 

もともと甘いものはさほど好きではないので、完食は出来ないのですが、

それでも糖質(とくにお砂糖)の量は普段の3倍以上あると思います。

 

でもなぜか午後の眠気もだるさもなし。

いたって快調に旅を終えることができました。

旅先で低血糖を起こさない理由

これだけ甘いものを食べても低血糖発作を起こさない理由ですが、

たぶん「歩く」からでしょう。

 

今回の旅行もとにかく歩きました。

活動計の記録を見ると一番少ない日で15,000歩、一番多い日で22,000歩。

これだけ歩くせいか夜もぐっすり眠れて毎日快調でした。

(普段は6,000歩~8,000歩程度です)

 

ちなみにこれ、Fitbit charge2という腕時計型の活動計による記録です。

心拍も取れて超便利。

 

細胞に糖が入る玄関のことをグルコーストランスポータ(GLUT)と言います。

グルコーストランスポータには種類によって番号が付けられていて

インスリンの量に関係なくいつも開きっぱなしの玄関がGLUT1

運動(筋収縮)の刺激によって細胞表面に現れるのがGLUT4です。

 

効率よく糖を回すにはこのGLUT4が重要なんですが、現代人はとにかく動かない。

机にずーっと座って、頭だけ疲れさせるのがお仕事。

GLUT4が眠ったままではあぶれた糖にインスリンも反応しやすく低血糖も起こりやすい。

 

 

低血糖にしろ、高血糖にしろ、血糖障害のある人はこのGLUT4を上手に使うのがコツです

それには血中に糖が増えたら筋肉に刺激を与えて収縮させる。

つまり「食べたら動く

 

今までけっこうな数のクライアントさんを指導しましたが、

「運動」はやはり効果絶大だなと感じます。

低血糖を予防する運動の続け方

運動というとハードルが高いでしょうが、別にジムに行く必要はありません。

階段をトントントンと少し早めに登ったり、

いつもより歩幅を大きくして歩いてみたり。

歯磨きしながらスクワットしてみたり。

 

ちなみにジムに通うようなわりと負荷の大きい運動によって骨格筋のGLUT4が増える効果は

およそ3日間続くことが分かっています。

 

ジムに通うような運動の場合、1週間に1回だと気分転換にしかならないです。

ということで、最低でも3日に1度は通うこと。

それが出来なきゃ日常でこまめに身体を使う。

 

高血糖にも低血糖にも一番よいのは運動。

食べたあとに身体を動かすって、やっぱり最強だなあと再確認しました。

人間の身体は動くことを前提に作られているので当たり前のハナシなんですけどねぇ。

自分で書いといてナンですが我ながら耳がイタイ・・

 

補足

車の旅行は別です。

これは眠気がきます。笑

その際の対策はアミノ酸一択ですね。

それはこちらをご参考ください↓

【長時間ドライブ対策】集中力の低下、眠気対策としてのBCAA | ビタミンアカデミー
長時間のドライブ・眠気・疲労感対策にBCAA 10日間ほど、九州の実家への帰省してきました。 今回の帰省は高齢の両親の高齢者用住宅への転居という一大ミッション遂行のためです。 阿蘇郡の実家と、熊本市内にある新しい高齢者用住宅、その距離75km 荷物の搬入、準備のため、これを毎日往復しました。 その合間に、ホームセンター、家具屋、父親の病院(主治医変更の手続き)、役所関係など、肉体的には人生で一番ハ

 

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