ビタミンDの恩恵を受けられる人と弊害が出る人の違い

マグネシウム不足があればビタミンDサプリは危険

 

花粉症、アレルギーにはビタミンDと一般の方にも広まってきてたいへん好ましいです。

去年の記事(↓)

【ビタミンD】花粉症・アレルギー性鼻炎にビタミンDがなぜ有効なのか? | ビタミンアカデミー
花粉症対策にはビタミンD この時期(2月末)からの花粉症対策を何か?と聞かれた場合、一番良いのはビタミンDだと思います。 (睡眠、食事、ストレスコントロールなどの基本的なところは置いといて) 本来であれば、2、3ヶ月くらい前から ・プロバイオティクスで腸管免疫を正常化させる ・タンパク質豊富な食事、VB、VAで粘膜強化 ・貧血を治療して、VCとコラーゲンで鼻腔粘膜を丈夫にする ぐらいのことをやって

ワタシもずっとビタミンDユーザです。あれほどひどかった花粉症もほぼ克服。

夫が風邪をひいても私にはうつらないなど免疫系全般が向上しているのを実感しております。

 

何かにつけてお勧めできるビタミンDですが、1つだけ注意点があります。

サプリメントでビタミンDを摂る場合は、マグネシウム不足に注意です。

 

ビタミンDの血中濃度が上がってくればカルシウムとリンの濃度が高くなります。

カルシウムとリンが結合すればリン酸カルシウムという結晶がつくられ、こやつが血管にこびりつくと動脈硬化の原因になります。

リン酸カルシウムが皮膚や関節に沈着すれば、痛みやかゆみの原因になります。

いわゆる異所石灰化というやつです。

 

参考文献

Magnesium Supplementation in Vitamin D Deficiency.

Role of Magnesium in Vitamin D Activation and Function.

 

カルシウム、リンが適材適所で有効活用されるためにはマグネシウムが必須です。

つまりビタミンDをサプリメントで摂取する場合には、カルシウムとリンの影響を考えてマグネシウム不足には十分注意しなければなりません。

ビタミンDの恩恵を受けられるのは、マグネシウム不足がない方に限定されるということです。

 

血液データで確認するカルシウムとリン

血液検査では血清ミネラルが参考になります。

血清ミネラルはデータの数値の高低はあてにならないのですが、全体のバランスを確認するのには有効です。

血清カルシウムとリン、この値をかけて30以上になる場合は、カルシウム不足による脱灰や甲状腺ホルモンの異常、カルシウム・リンのバランスに注意と判断しています。

 

カルシウムが9.8、リンが4.0、かけると39.2と高い。

この場合、ビタミンDをサプリメントで摂るならマグネシウムが絶対必須です

それ以外にも、甲状腺のチェック、問診で甘いものの食べすぎ、肉食しすぎ(血液の酸性化)がないかを推測します。

 

カルシウムが9.0、リンが3.1、かけると27.9

カルシウムとリン、かけて30以下なので、カルシウムとリンのバランスという点ではパス、ビタミンD推奨。

 

10,000IU以上の場合は血清データの確認が必要

厚生労働省が発表しているサプリメントによるビタミンDの1日あたりの摂取上限は4,000IUです。

ついこの前、2年くらい前まで2,000IUでした。

いきなり倍に増量するくらい、ここ数年でビタミンDに対する認識が変わってきたということです。

 

アレルギーや免疫系正常化を狙う場合は1日あたり5,000IU以上が目安となります。

ただし、マグネシウム不足がない方限定です。

臨床分子栄養学実践講座の講義でも、5,000IU以上を摂取する場合はマグネシウムを同時に摂取するようにと指導されます。

 

ガンの場合などは、1日あたり10,000IU以上が推奨と言われています。

そのレベルになると必ず血清ビタミンD(25OHDと1.25OH2D)の値を血液検査でモニタリングしなければ危険です。

安くて効果の高いビタミンD、用量用法は正しく認識しましょう!

 

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