血中ビタミンD濃度が低いと欠勤率が高い
フィンランド軍の男性800名を対象に、血中ビタミンD濃度と呼吸器感染症の関連を調べた調査結果です。
血中ビタミンD濃度が低い男性は呼吸器疾患による欠勤日が多かったそうです。
呼吸器感染症って、いわゆる風邪ですね。
風邪で欠勤する頻度が高い人は、有意に血中ビタミンD濃度が低く、
その違いは、血中ビタミンD濃度が 40 nmol/L以下で明らかになってくるとのこと。
ビタミンDの血中濃度は、ほとんどの人が測ったことないと思うのですが、
日本人の半分以上が、20 nmol/L以下です。
私が初めて検査をした時が 19.9 ng/mL(2014/03)でした。
1日5,000IUのサプリメントを飲んで 48.0 ng/mL(2014/10)まで上がりました。
確かに、ビタミンDを飲んでいると風邪ひかないし、花粉症の症状もほとんど出ません。
ビタミンDは、免疫力との関係が深く、花粉症の発症を抑えることをこちらで書きました▼
【ビタミンD】花粉症・アレルギー性鼻炎にビタミンDがなぜ有効なのか? | ビタミンアカデミー
今はもう花粉の飛散するピークの季節。
今から試しても、ビタミンDの血中濃度が安定してくる頃には花粉症のシーズンが終わってるかもしれないので、これから飲むなら来季のためですね。笑
サプリメントに頼らず血中ビタミンD濃度を上げる方法
この調査では、その他にも
・身体鍛錬の頻度が多いほど血中ビタミンD濃度が高い
・喫煙者では血中ビタミンD濃度が低い
という結果が出て、血中ビタミンD濃度は生活習慣と関連性が深いと結論してます。
血中ビタミンD濃度を上げるには、サプリメントが簡単なんですが、あえてサプリメントを使わない場合はどうするか?というと、
・運動
・喫煙しない
・適度なコレステロール量の維持
・直射日光にあたる
・食事から(あん肝、シャケ、しらす干し)
という感じでしょうか。
ビタミンDの原料は、コレステロールでから、適度なコレステロール量の維持は必須。
また、皮膚下でビタミンDが合成するのは、UV-B帯域(波長280~315 nm)の紫外線なので、日焼け止めとか、ガラス窓を通すと効果は半減します。
がん、うつ病、風邪、アレルギーなど、多方面でビタミンDは効果が認められてます。
風邪ひきやすいなーという人はぜひ意識してみてください。