結局コーヒーって健康に良いの?悪いの?副腎疲労とカフェインの関係

疲労感があるならコーヒーは止めましょう

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副腎疲労、慢性疲労、鬱、その他不定愁訴を克服したいならコーヒーは禁忌です。

コーヒーには健康メリットを謳う情報も多くあります。
代表的なのが、脂肪燃焼効果心臓病や脳卒中などの死亡率が低くなるというもの。

しかし、死亡率低下という調査結果も、コーヒーを1日3~4杯飲んでも中毒にならない細胞の持ち主であることが前提です。それって元々かなり健康な人ですよ。

コーヒーの効果とされる脂肪燃焼・代謝UPの効果であるリパーゼ活性化という機序も、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが潤沢に用意されている人のみが享受できることです。

胃酸の状態さえ怪しい慢性疲労、副腎疲労の人とは基本体力が違い過ぎて、同じ土俵での話ではありません。

逆に、コーヒーのメリットを享受できる身体になったら飲みましょう、という表現は可能かと思いますけどね。

カフェインはVitamin Dの吸収を阻害する

カフェインはVitamin Dの吸収を阻害します。

Caffeine decreases vitamin D receptor protein expression and1,25(OH)2D3 stimulated alkaline phosphataseactivity in human osteoblast cells

1日300mgのカフェイン(コーヒー2杯分)を摂取すると、骨芽細胞上のVitamin Dレセプターが減少、骨密度が下がります。

その後の研究で、遺伝子タイプによってもバラけることが判明しておりますが、コーヒーで、骨代謝にネガティブな影響をうける人が多いのは事実です。

コーヒーによる疲労回復はドーピング

コーヒーには、ストレスホルモンであるコルチゾールアドレナリン、やる気ホルモンのドーパミンを増加させる効果があります。

一時的に疲労回復した気になりますが、ドーピングしているだけです。

副腎疲労の人は、疲れた副腎をさらに酷使するものをわざわざ飲む必要はなく、それでも飲みたいと思うのなら、それはれっきとした中毒。脳を支配しないと身体が動かないことを証明しているわけです。

 

コーヒー中毒の人のよくある会話がこれです、

「明日からコーヒー止めてください。」
「1日1杯でもダメですか?」
「ダメです」
「デカフェじゃダメですか?」

なぜ、そこまでして飲みたいと思うのでしょう?

このような会話になる時点で中毒症状なのですが、本人は1日1杯なので、中毒ではないと思っている。本人に自覚がないという‘中毒‘の特徴がここにあります。

例えば、私が一押しする毎日食べたほうが良い食材の代表「らっきょう」で、同じ会話が成立するでしょうか?

「明日かららっきょう止めてください。」
「1日1個でもダメですか?」
「ダメです」
「玉ねぎじゃダメですか?」

これくらいラッキョウが中毒になるならなんと素敵なことかと思いますが。実際は、こんな人おりませぬ。

しかし、コーヒーになると別なんですな。

問題は、”なぜそこまでして飲みたいと感じるのか?”ということ。

中毒にならざるを得ない’背景’というのが、副腎疲労と大きく関係しています。
 

 

健康になりたいならコーヒーは非推奨

コーヒーについては、過去2回止めました。

1回目は2年前、徹底的に栄養療法で治療を頑張ろうと決意した時。

飲みたいなと思う気持ちを押し殺しながら止めました。完全に離脱症状です。

その後、食事制限がいい加減になっていき、あっさり再開。また毎日飲むようになりました。

今度は別のドクターに診てもらう機会があったのですが、コーヒーは止めるべきという判断になり、2度目の離脱。

以前と違って、惰性で飲んでたところもあり2回目はすぐにやめられました。

止めて半年。明らかに体調が改善しました。

判で押したように副腎疲労の人ってコーヒー中毒になります。

「コーヒーが大好きで毎朝止められ無い」

このセリフだけで副腎が弱い人だなと、スクリーニングできます。

副腎疲労を克服したいならコーヒーは禁忌です。

筋肉も多く、胃腸も丈夫、健康体の人のみが、コーヒーの健康メリットを享受できると覚えてくださいね。

 

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