見た目年齢が若い人は骨密度が高いという事実!シワ・たるみの予防にはカルシウム!

見た目年齢が若い人は骨密度が高い

X-ray female anatomy over a white background

女性の見た目年齢と、もっとも相関関係が深いのが骨密度だそうです。
その裏付けにもなった2011年のYale大学の発表

閉経したばかりの40代後半~50代前半の女性の、顔、首のシワの深さと骨密度を調べたところ、シワの深かった人ほど骨密度が低いという結果が出た。

Severity of facial wrinkles may predict bone density in early menopause, study suggests

これ、ちょっと興味深いと思いました。

なぜなら、顔や首は一番紫外線があたる場所。
そこに深いシワがあるということは、一番の原因は紫外線にあるんじゃないかと思うのが普通。
しかし、調査結果は、年齢などシワの原因となる諸要素とは、全く独立した相関関係だったとのこと。

高齢女性はホルモン低下で、骨からカルシウムが出ていくスピードが速くなるので、骨粗鬆症のリスクが上がります。

カルシウムは血液検査で高値だと逆に不足を暗示するというミネラルなので、血液検査の結果は当てにならない。
骨密度の測定には、専門の機器が必要だが、シワ・たるみなら見た目で判断可能だから、リスクが高い人を簡単に発見できるよね、という結論。

他にも、皮膚の厚さと骨密度は相関関係があるという発表もあったり。

Association between skin thickness and bone density in adult women.

と見た目年齢の若さは、おおいに相関関係ありそう。

 

なぜ骨密度が低いとたるむのか?

骨密度が低下する、すなわち骨の質が低下すると、骨が全体に小さくなっていくそうです。
おじいちゃん、おばあちゃんが小さくなるという現象です。

そこまで加齢による縮小ではなくても、見た目でわからないレベルで、頭蓋骨が縮小、頭皮がハリを失うので、そのタルミが顔に出る。
頭皮だけではなく顎、頬骨、眼窩(がんか)のすべてが、土台が貧弱になるので、余った皮膚にタルミが出る。

他にも、がスカスカってことは、運動不足でしょうから、姿勢も悪いし、筋力も落ちてるはず。いろいろ老けて見える要素と骨の弱さは関連します。

 

シワ・タルミ防止に骨密度を上げる方法は?

カルシウムを多く含む食品(豆腐、納豆、小魚、海藻、青菜など)を摂るのは当たり前なので、それ以外の方法論をあげてみます。

その1 紫外線に当たる、ビタミンDのサプリメントでVD3を補充する

骨にカルシウムが吸収されるにはビタミンDの力が必要。
前述のとおり、シワの深さは、紫外線より、骨密度のほうが明らかな関係があったのですから、美白はソコソコに適度に日光浴する。紫外線の少なくなる季節はVD3のサプリメントで補充

その2 運動する

カルシウムが骨に吸収されるための要因。それが骨への衝撃。
ランニングするときの着地の衝撃なんて、骨吸収には最適らしいです。
着地の衝撃が少ないウォーキングより「ピノキオ歩き」(歩幅を大きく足を伸ばして早歩き)がおすすめとのこと。

その3 コラーゲンの原料(タンパク質、鉄、ビタミンC)を摂る

骨の成分といえばカルシウムだが、実はコラーゲンも重要
ビル建築に例えるなら、鉄筋・鉄骨にあたる部分がコラーゲンで、コンクリートがカルシウム
つまり「 骨 = コラーゲン + カルシウム 
コラーゲンの原料として必要なもの、タンパク質、ビタミンC、鉄を欠乏させないこと。
コラーゲンは肌・粘膜の土台もつくるので、骨以前の問題ではありますが。

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その4 女性ホルモンの減少をくいとめる

恋をする。対象は旦那さんでもジャニーズでも韓流でもなんでもよろしい。
ときめき、ワクワク、これ大事。
そんなの非科学的というなら、安全な女性ホルモンの代用品「イソフラボン」を摂る。

大豆のイソフラボンが女性ホルモンに似た作用ということでもてはやされてますが、実はイソフラボンは、腸内細菌の作用で「エクオール」に変わり、この「エクオール」がより強力な女性ホルモンに近い働きをするらしい。

日本人の50%が、大豆イソフラボンからエクオールが作れる腸内細菌を持っているとのこと。
自分が作れるタイプかどうか調べるための、試験キットも売ってます。

作れないタイプは、エクオールのサプリで補給する。

 

見た目年齢と骨の関係まとめ

実はワタクシ、骨密度が非常に優秀なのです。
以前のブログにも上げましたが、測定するとだいたい好成績を出します。
昨年、整体院で同じ測定をしましたが(写真はなし)、同じく20代という結果でした。

初対面の人にアラフィフですというと、ほぼ100%ビックリされるので、見た目は若いです。
この年齢になると、もう見た目年齢はどうでもよくて(いやどうでもよくはないが)、欲しいのは体力・気力の若さ。
むしろ、見た目年齢はそこそこで良いので、体力・気力が欲しかったり(切実)

論点それましたが、骨密度と見た目年齢の関係、私のケースでは該当してます。

そして私の母80歳、病院で骨密度を測ったら50代だったとか。
レントゲンにくっきりと写った白い骨を見て、医師が「若いですね~」と感嘆しておりました。
母も、シワもタルミも年齢の割に少ない。

遺伝かとおもいきや、祖母は骨粗鬆症で晩年寝たきりだったので、やはり環境要因が大きいかと。

ちなみに、祖母は晩年、毎日牛乳を飲んでました。
なので、この点に関してだけは、私は牛乳諸悪説を論じる健康右翼派寄りです。
(牛乳に、カルシウム補給源としての役割を期待してないだけで、料理には使いますけどね)

いくら骨密度が高いとは言え、私もさすがに年齢が年齢なので、エクオール検査をやってみて、作れないタイプだったらエクオール補充は今後視野にいれてます。

結論。
シワ・タルミの予防には、骨美人を目指せ!!

 

 

追記

骨密度の強化にはビタミンK
骨密度キープに必須のビタミンKについてのメモ

**ビタミンKの働き**
骨がカルシウムを取り込む際に必要な、オステカカルシン(osteocalcin)非コラーゲン性タンパク質を活性化させる。
骨からカルシウムが排出されるのを抑制する。

**ビタミンKが含まれる食品**
納豆、ほうれん草など葉緑素系野菜、脂溶性ビタミンなので油と調理で吸収が良くなる。

**ビタミンKの摂取**
ビタミンKは、腸内細菌が合成してくれるので欠乏リスクは低いが、
抗生物質を服用し腸内細菌が減少時や、骨粗鬆症には治療としてサプリメントによる摂取が効果的

 

 

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