【健康な人と体調不良・慢性疲労を抱える人の違い】トラウマをどう捉えるか?

健康な人と体調不良を抱える人の違い

まごめじゅん

体調不良・慢性疲労を抱える人の思考パターンには共通点があります。

体調不良・慢性疲労を抱える人には、ものごとの考え方において一定のパターンと言いますか、共通点があります。

例えば、過去のツライ出来事、ネガティブな感情や体験についての解釈について。

いわゆる「トラウマ」ってやつです。

2018年8月フィレンツェ旅行、街を象徴するドゥオモより。

トラウマをどう捉えるか?

栄養療法だけでは結果が出せない場合、カウンセリングでは体調不良を生むその心理的な背景にまでアプローチします。

例えば、「イジメられた」「ひどい親だった」「傷ついた」といったような、過去の負の感情を伴った経験が、その人のなかでどのように処理されているかは重要なポイントです。

体調不良やなんらかの症状のある方は、過去の負の経験を無かったことにしているか、マイナスの経験として処理しています。

どこを撮っても絵になるェネツィア。

例えば、Aさん。

「もう昔の話ですね。今の幸せを大事にしているので。」

一見、とても健全な状態のようですが、”今の幸せ”の対比として”過去の出来事”を捉えています。

自分の過去がマイナスの器に入っていることがよく分かる表現です。

「悲しかった、辛かった、認めてほしかった」

そういった感情を表に出さないようにした結果、身体が代わりに表現してくれるわけです。

ローマ、トレヴィの泉。

例えば、Bさん。

「残念な経験でした。だけどそれについては大丈夫、前向きに捉えているので。」

この場合、本当にこの人は”前向き”に捉えていると思いますか?

違います。

前向きになれないから”前向きに捉えている”という言語化がなされるのです。

過去の出来事がポジティブな器に入っていて、真に”前向き”であれば、こういった表現を使いません。

つまり「私は過去の出来事に対して前向きになれないです。」と表現している。

潜在意識レベルから出る表現は注意深く、丁寧に拾うのがカウンセラーの仕事です。

健康な人のトラウマ経験の処理パターン

では、健康な人の思考パターンはというと、「ネガティブな経験だった」という評価は変わりません。

違いは、それが”自分にとって必要な経験だった”と感じているかどうかが分かれ目。

マイナスの感情を伴うということは、自分自身の心にそのフィルターがあるということ。

外の出来事・事象に対して”経験”しているようで、実は自分自身の内側と対峙しているのです。

何のために?

それが”あなたの人生のテーマ”だから。

だから、あなたは敢てその「経験」をしている。

ローマの「POMPI」、絶品ティラミス

経験、そのすべてがリソースです。

あなたの人生のテーマは何でしょうか?

あなたの体調不良・症状は、そこに気付かせようとしています。

気付かないふりをして、体調不良を悪いモノ扱いする限り、身体はもっと大きな症状を出してきますよ。

身体は「分かってくれない」あなたに、分かってもらうために必死なのですから。

体調不良・症状のある方は、過去の経験に対して処理間違いがないかどうかを振り返ってみてくださいね。

  

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