「自分軸で生きるべき」という他人軸になっていませんか?

転居を繰り返す「ベキベキ島・ネバネバ島」の住人たち

まごめじゅん

病気・症状を作る思考の一つが「○○すべき」「○○せねば」です。

「○○すべき」「○○せねば」という人々が住む「ベキベキ島・ネバネバ島」は、副腎疲労・慢性疲労の島です。

住民はとても体調が悪く、豊かさを感じられません。自分の人生イケてる感じしない。

ここからなんとか抜け出そうと、自己啓発セミナーへ足を運びます。

  

そして、そこで言われるのです。

「早起きをすると人生が変わりますよ!」
「ブログを毎日更新して情報発信しましょう!」
「SNSをアップしてもっと露出しましょう!」

閉鎖的な世界が輝きだし、新しい世界にときめきます。

  

「人生を変えるために早起きをせねば!」
「自由になるためにブログを毎日更新せねば!」
「情報発信のためにSNSをアップすべきよね!」

でも毎日しんどい。辛い。続かない。

どうして私には出来ないのだろう?

2018年8月に訪れたノートルダム大聖堂

そうか、これは心の問題なのねと思いつく。

そして心理カウンセリングに申し込むと、そこで言われるわけですね、

「あなたはもっと感情を解放すべきです。」
「言いたいこと言わないと、病気になりますよ。」
「そんな人生ではだめ、やりたいことするべきです。」

  

今まで抑圧されていた人ほど、激しく覚醒します。

「私は感情を解放しなければいけないのだ!」
「言いたいことを言うべきなんだ!」
「私は私のやりたいことをするべきだわ!」

  

もうみなさま、お気付きですよね。

新しいベキベキ島・ネバネバ島に住み替えただけで、実は何も変わっていないことに。

信者は“自分で決められない人”

このパターンは、いわゆる”信者”に多いです。

「尊敬するあの人が言っているから、私もそうしなきゃ!」というパターンで、実は形を変えた”依存”です。

それが与えられた価値観である限り、現実が変わることはありません。

2018年8月 パリ、凱旋門

私のセッションでも、そういったケースに遭遇することがあります。

”信者”は自分で決めることをしません。

「どうすればよいですか?教えてください。」と聞いてきます。

そんなとき私は「あなたはどう思いますか?」と返しています。

熱心なファンは嬉しいです。

でも私はファンが”信者”になることを望んでいません。

「自分軸で生きるべき」という他人軸

「私は今まで他人軸だったわ!よし、これからは自分軸で生きなくちゃ!」と鼻息荒いのに、幸せ感が薄い。

自己評価は低いまま、むしろ生き辛くなって、体調も悪いまま。

そんな人は「自分軸で生きるべき」「自分軸で行動しなければ」になっていないか、自分を振り返ってみましょう。

本当の自分と繋がっていないとき、人は「○○すべき」「○○せねば」という思考になります。

パリの有名店で食べたミルフィーユ、湿度が無いのでパリサク感が日本のそれとは別物。

本当の自分は「どうしたいのか?」「どうあることを望んでいるのか?」

人から与えられた「自分軸で生きなさい」という他人軸に囚われている限り、同じ場所をぐるぐるするだけです。

カウンセラーが手伝うのは、”クライアントが自分自身と向き合うこと”であって、”価値観を与えること”ではありません。

自分の人生を、自分で作っている感覚を取り戻すこと、

「自分と向き合うこと」を最優先してくださいね。

  

「こうすべき」「こうあるべき」ベキベキ島の住人がここから自由になりたいと自己啓発セミナーへ行くと「早起きをせねば」「ブログを更新せねば」「SNSをアップせねば」気がついたらネバネバ島にお引越しなんだか住み心地が良…

まごめ じゅんさんの投稿 2020年9月9日水曜日

   

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