甲状腺機能低下があればLDLコレステロール値が上昇する

甲状腺機能低下とLDLコレステロール値の関係

まごめじゅん

甲状腺機能とコレステロール値は関係が深いです。

甲状腺機能低下があれば、
LDLコレステロール値は上昇します。

代謝が低下するので、
栄養として使われない
LDLコレステロールが
血液中であぶれるわけです。

The association between TSH within the reference range and serum lipid concentrations in a population-based study. The HUNT Study., https://doi.org/10.1530/eje.1.02333

  

反対に、
甲状腺機能低下があれば
HDLコレステロールは低下します。

LDLコレステロールの上昇
より顕著な変化ではありませんが。

The association between TSH within the reference range and serum lipid concentrations in a population-based study. The HUNT Study., https://doi.org/10.1530/eje.1.02333

  

ということはですね、、
中性脂肪が低くて
(目安は80以下)

性格や症状から
低血糖症ではないか
と推測される場合、

コレステロール値から
甲状腺機能低下の程度を
推測できる
ということです。

  

コレステロール値が変動
しやすい更年期なんかは
使えない技かもしれませんが、
私の経験だと綺麗に連動しています。

中性脂肪と低血糖症の関係は
こちらをご参照ください👇

  

そして低血糖症があれば、
エネルギー枯渇による
LowT3症候群の可能性ありです👇

低中性脂肪
👉低血糖症
👉エネルギー切れ
👉甲状腺機能低下
(LowT3症候群)

という連動ですね。

  

代謝が正常化して
甲状腺機能が改善されると、
LDLコレステロールが下がってくる

というケースは多いです。

もしも、、
栄養状態が悪いのに、
LDLコレステロール値だけ
いやに立派で健康値だなあ、
というケースは甲状腺機能を
疑ってみる余地ありです。

  

今日のまとめ

甲状腺機能低下があれば、
LDLコレステロール値は上昇
HDLコレステロール値は低下

(LDLのほうが顕著に上昇)

  

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