【胃腸の弱い人向け亜鉛】カルノシン亜鉛のメリット、デメリット

カルノシン亜鉛

消化管の状態が悪い人ほど
亜鉛欠乏状態にあります。

かく言う私がソレなので、
亜鉛サプリメントは胃腸粘膜に
良いタイプのカルノシン亜鉛
愛用しています。

カルノシン亜鉛の作用

カルノシン亜鉛には
胃腸粘膜を修復する
作用があります。

リーキーガット治療目的で
摂るようになりました。

  

カルノシン亜鉛の作用まとめると、

  1. 胃粘膜に付着して炎症をおさえ、傷(潰瘍)を治癒する。
  2. 胃粘膜細胞の保護作用がある(胃粘膜のプロスタグランジンE2量には影響しない)
  3. 活性酸素の消去作用がある。
  4. 過酸化脂質の生成を抑制する。
  5. 細胞の増殖の促進し粘膜を再生する。
  6. ヒドロキシプロリン(コラーゲンの前身)を増加させ血管新生を促す。

  

カルノシン亜鉛は消化吸収の際に
亜鉛とL-カルノシンに分解され、
L-カルノシンはL-ヒスチジンと
β-アラニンに代謝されます。

カルノシンは「イミダペプチド」の一種、
疲労回復の効果が高いタンパク質
として有名です。

まさかカルノシン亜鉛製剤に
イミダペプチドの効果を期待
できるほどの量は含まれてませんが、
細かいところで優秀な働きしてるようです。

カルノシン亜鉛の吸収

カルノシン亜鉛摂取後の
血中亜鉛濃度の推移。
6時間はしっかり亜鉛濃度が
上昇しております。

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051814.pdf

胃腸粘膜にくっついて
傷を治癒するのであれば、
血中には移行しないのかな
と安直に考えたりしましたが、
そこそこ吸収されるのですね。

カルノシン亜鉛の排泄率

カルノシン亜鉛を摂取すると、
尿とウンチにどれくらい排泄
されるのか?というデータがありました。

尿中への排泄率

150mg単回投与において
絶食時 0.47%、食後 0.12%

糞便中への排泄率

カルノシン亜鉛1回300mg
投与後24時間までで41.4%
投与後48時間までで58.8%

消化管で吸収されなかった
亜鉛は半分くらいが排泄
される模様。といっても
これは健康な人でのデータ
なので病人や高齢者では
また違ってくるでしょう。

  

1カプセルあたりの亜鉛は8㎎
1日3カプセルで24㎎

かなりな量の亜鉛を摂らないと、
適正な血清亜鉛濃度が保てない
ピロール症ぎみの人には
これだと高コストかもしれませんね。

お腹弱くて、補助的に亜鉛を
入れたいという私みたいな人には
良い選択なので引き続きリピします。

      

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