梅雨の湿気に弱いタイプ

気圧の変化と感情

理論より実践、今日は
日々のカウンセリングでの
気付いたこともろもろ。

梅雨のこの時期、天候は
日単位でコロコロ変わります。

こういう時期は、過去に
カウンセリングしたクライアントから
緊急のSOSが入ることが多いです。

この3日間は連続して
緊急の割込み予約あり。

身体のベースが出来てないと、
気圧、湿度、温度の変化には
敏感になります。

体調低下にクライアントが
軽いパニックになるのは
珍しくもなんともないので
仕事に割り込みが入るのは想定内

 

リピーターのカウンセリングの場合、
身体が現す心理的背景のほうに
重心が移るので、その人の抱える
感情や思考のクセに注目します。

興味深いのは、この3名に
共通したキーワードがあったこと。

それは「心配」

「胃腸の弱さ」と「心配」という感情

副腎疲労女子は、ほぼ100%
胃腸に脆弱性があります。

胃腸は、東洋医学で言うところの
「脾(ひ)」の臓器です。

「脾」の感情は「考える、思い悩む」

つまり調子が悪くなると、
「心配」を強く感じるのは
脾の臓器に弱さを持った人の
特権というか、特徴。

 

さらに「脾」が弱い人は
”湿邪(しつじゃ)”に弱い
という特徴があります。

湿邪(しつじゃ)、つまり湿気に弱い

 

胃腸の弱い「脾」タイプは
この梅雨の時期は最も苦手で
体調も落ちやすいのです。

「思い悩む」という感情が強くでやすい。

梅雨空の3日間、連続して行った
緊急依頼のカウンセリングはすべて
「脾」の感情のトラブルだったわけで、
天候とリンク。さもありなん。

 

あと、分子栄養学的な
採血データの見方からすると、
3名とも鉄欠乏・貧血です。

胃腸が弱いからミネラルが
吸収できない。もはや説明不要。

『メンタル五臓』安藤庵

東洋医学では「内臓が感情を表す」
とされています。

日々のカウンセリングで
クライアントのベースの感情を
注意深く観察してみると、
症状と感情には、確かに
そのとおりの関係が垣間見える。

 

そう言えば、2年前に父が
あの世へ旅立ちましたが、
晩年は「間質性肺炎」を
患っていました。

天国へ旅立つ父へ、やってあげられてよかった3つのこと | ビタミンアカデミー
愛する人の臨終に際し後悔しないために 去る5月5日未明、子供の日に父が旅立ちました。 享年88歳。 3年くらい前から間質性肺炎を患い、胸部大動脈瘤に小さな脳梗塞など、最期は複数の病のミックスでした。 84歳の時は私と二人でイタリア旅行を楽しんだくらい元気でしたが、最期の数年は寝たきりになりました。 本人も歯痒い思いだったでしょう。 苦しみから解放され、正直今はホッとしています。 死の前の数日間、病

「肺」の表す感情は
「慈しみ、憂い」です。

「慈しみ、憂い」は
優しさに満ちているけど
それも過ぎたればナントカ、
「悲しみ」となって
人を苦しめます。

「悲しみ」を抱えたまま
人生を過ごしていると、
肺に異常が出るとされています。

まさしく、
父の人生そのものなんですよねぇ。
実に興味深い。

 

分子栄養学は、未病の状態を
詳しく考察する機会が多いので
東洋医学とは相性が良いです。

といっても、私は東洋医学は
趣味レベルの本を軽く読んだだけ。

それでも、小さな知識の断片が繋がり
「ユーレカ!」の瞬間を味わえるのは
とても楽しい。

気軽に読めるのでこちらの本は
おすすめです。初心者向き。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で