乳がんリスクの高い方がフルーツの缶詰を避けた方が良い理由
フルーツ缶や一部の野菜缶で、
スチールの内側にスズでメッキを
施した缶が多用されています。
スズの効果で、果物の変色や
香りの劣化が防げるからです。
スズは有害ミネラルですが、
普通に食事してても
1日あたりの平均15㎎、
最大で1日あたり40㎎程度は
食品から入ってくるとされています。
参考資料
WHOなど複数の国際的な組織による食品中のスズの毒性評価
スズの毒性ですが、
甲状腺刺激ホルモンの産生低下、
甲状腺機能低下症に関与する
という報告があります。
あと、有名なところでは、
エストロゲン硫酸転移酵素
(SULT1E1)の活性を阻害します。
解毒ステップである硫黄化★を邪魔するのです。
過剰なエストロゲンが悪さして
PMSが悪化するとか、乳がんとか
子宮がんなど女性ホルモン由来の
がんのリスクが上昇します。
それらの懸念が大きい方にとっては、
スズ使用の缶詰はリスクがあります。
フルーツや野菜の缶詰ですが、
開封してすぐに食べるなら
問題ないのですが、一度開封して、
缶のまま保存したものを食べた場合、
スズ摂取量は激増して200㎎まで
跳ね上がるとのこと。
いったん開封すると、空気の影響で
スズの溶出が極端に早くなるためです。
なので、缶詰を見ると裏面に必ず
注意書きがあることに気付いてますか?
『開缶後はガラスなどの容器に移しかえてください。』
みかんや桃の缶付け、トマト缶など
缶を開けてそのままラップして
冷蔵庫に入れてあとで使おう、なんて
やっちゃいがちだと思いますが、
もし缶にスズが使用されていれば、
無駄に有害ミネラル摂取を増やす
ことになります。
注意書きは伊達じゃないのですよ、
ちゃんと守りましょうね。
今日のまとめ
- 乳がんリスクの高い方
甲状腺機能低下がある方は
有害ミネラル「スズ」を
無駄に摂取しないこと。
- 「スズ」はフルーツや野菜の
缶詰に使用されることが多い。
開缶後はすぐに使い切ること。