毛髪ミネラル検査
私自身の毛髪ミネラルの検査結果が出てましたので、それを基に毛髪ミネラル検査の見方を復習。
ご覧の通り、全体的に左に寄ってますね。
これ、胃腸機能が良くなくてミネラルの吸収が悪い人の特徴です。
腸内環境が悪い人も同じように左に寄ります。
ジワッと全体に低いこの感じ、どこかで既視感が・・・と思ったら血液検査と一緒でした。笑
個別にみていきます。
① 副腎疲労具合
Na、Kを診ます。
ナトリウムがやや左にはねてますが、この程度だとなんとも言えん。
一般的には、Na、Kが両方上がっていれば、副腎疲労初期でコルチゾールがたくさん消耗されています。
Na、Kの両方が下がっている場合は、コルチゾールがスカスカ状態を意味しており、副腎疲労も末期という意味です。
② 骨の脱灰・再吸収のバランス
Ca、Mgを診ます。
これは特に問題なし。
もし脱灰が起こっていると、カルシウムとマグネシウムが右振れします。
副甲状腺機能の低下やビタミンDが不足していると左側に振れます。
両方とも同じくらい真ん中に収まっているのが理想で、脱灰と再石灰化のバランスが上手くいっていることを示します。
③ 抗酸化力、エストロゲン過剰具合など
Cu、Znを診ます。
両方がやや左に下振れですが、両方平均の範囲内。
もし亜鉛が不足していると、消化酵素を補うのは必須です。インスリンもメタロチオネインも亜鉛を多く必要とするので、糖の摂取状況を確認したり、抗酸化力の低下を疑います。
もし亜鉛が高く右に振れる場合は、水銀汚染が疑われます。水銀の影響で毛髪の伸びが遅くなるので、毛根で亜鉛が濃縮されるのがその理由。
銅はエストロゲンの体内濃度が高くなりやすい人は銅が高く出ます。エストロゲンとセルロプラスミン(銅を運ぶタンパク質)はセットですから。
環境ホルモンに注意したり、デトックス野菜を多く取るなどの工夫が必要になります。
総括すると、50以上が5つ以下ですからミネラル輸送障害ありとなります。
有害ミネラルは低め。副腎疲労や原因不明の体調不良があれば即キレーション治療へすすむところです。
リチウムが振り切ってますが、DD社はもともとこのようなデータが出やすいようです。
教科書的にはリチウム不足はVB12の利用障害になるはずですが、私自身はMCVは特に問題なし。
愛用のトレースミネラルにはリチウム入りだしここはスルー。
今までいろいろな方のデータを見てきましたが、低メチレーションタイプはこうなりやすいような気がします。個人的な経験ですが。
Dr.エイミーヤスコによると、リチウムはドーパミン産生の酵素を刺激するので、低リチウムは低ドーパミン症状につながりやすいとされています。
低メチレーションと低ドーパミン。一緒じゃん。。
ちなみに、
私の中で典型的な低メチレーションタイプのイメージはスティーブ・ジョブズ
【自閉症・発達障害に多い低メチレーションタイプ】スティーブ・ジョブズは低メチレーションだった? | ビタミンアカデミー
ひところよりずいぶん体調は良いのでキレーションするかどうかは今のところ検討外。
ただし、腸管ケアはもっと頑張りましょうという点だけははっきりしております。
ここのところ体調の良さにかまけてさぼり気味でしたから、初心に戻ります、ハイ。
ミネラル補助にアマランサス
マンガンが低いのはなんでかな?と理由を考えております。
ピロリ菌がいると枯渇することが多いらしいのですが、その可能性はないしそもそもピロリがいればこの程度の枯渇ではないだろうし。
とりあえずミネラル補助に(特にマンガン補助に)アマランサス追加しました。
野菜やタンパク質をしっかり食べるのは当然ですが、毎日継続的にミネラルを追加する方法なら雑穀にするのが一番手軽だと思います。(玄米は逆にミネラルの吸収が悪くなりますので非推奨)