ミトコンドリア機能低下を一時的に経験できるのは手術のときのアレ

全身麻酔が効くのはミトコンドリアの機能を低下させるから

全身麻酔がなぜ効くのか?

その理由はミトコンドリア機能を低下させATPを減少させるせいらしいです。

全身麻酔薬がミトコンドリアの機能不全と細胞内ATPレベルの減少を引き起こすことを発見

 

Plosに発表された論文はこちら↓

General anesthetics cause mitochondrial dysfunction and reduction of intracellular ATP levels

 

全身麻酔って素人は「睡眠」状態だと勘違いしやすいですが、麻酔状態にあるときの脳波は「昏睡」に近いそうです。

脳の機能は完全にはオフになっていないけど、活動部位同士がやり取りをしなくなるので痛みに対する感覚がなくなる。

睡眠ではない、生きているけど「無意識」の状態。

 

今回、タイプの違う全身麻酔薬の3種、すべてでミトコンドリア機能の低下が認められ、ATP量の減少が減少することを確認。

ミトコンドリア機能が落ちる → ATP量が減る → 脳の活動が休止する、

みたいなハナシ。

脳はATPを大量に必要とする臓器だってことがよく分かりますね。

ちなみに部分麻酔ではミトコンドリア機能低下は起こらないとのことで、全身麻酔のみの作用だそうです。

さらに突っ込んで、なぜ全身麻酔薬でミトコンドリアの機能不全が起こるのか??そこは未解明。

 

 

ミトコンドリア機能とATP

全身麻酔の作用がミトコンドリア低下なら、全身麻酔が必要となるような手術の後は、分子栄養学のミトコンドリア機能改善アプローチ法が有効なんじゃなかろうかと思いました。

【慢性疲労】寝ても疲れが取れない?ミトコンドリア機能改善の3ステップ | ビタミンアカデミー
慢性疲労とはミトコンドリア機能の低下 疲れやすい、寝ても疲れがとれない。 こういった「慢性疲労」にはどう対処するべきでしょうか? エネルギーの元は「ATP」です。 たくさんのATPを作り出す「クエン酸回路」は、ミトコンドリアの中で行われます。 言うなれば、疲れやすいとは、ミトコンドリアが機能不全に陥り、ATP(エネルギー)の生産に支障が出ている状態です。 分子栄養学・栄養療法における慢性疲労の治療

 

分子栄養学ではミトコンドリア機能の改善はほとんどの症例でターゲットとなります。

「元気がない、常に疲れている」

これを分子レベルで診断すると「ミトコンドリア機能の低下によるATP不足」と判断し、ミトコンドリア機能の活性化が主たる治療法になります。

 

ATPとは一言でいうなら「エネルギー」です。

細胞の代謝にもATPが必要。身体が活動するにもATPが必要。活動しなくても思考や記憶にもATPが必要です。

ATPリッチな身体は病気しないし、メンタルも健全。

ガンも典型的なミトコンドリア機能不全によるもので、ほとんどの病態もアンチエイジングも、ミトコンドリア機能改善を目指せば無駄になることはないと思います。

 

それにしても・・

麻酔って深い睡眠だと思ってました。

もし睡眠だったら痛みに耐えられず覚醒するわけで、よく考えたら当たり前

なにがびっくりって、これ今年初めに出た論文という点。

実は全身麻酔の機序ってよく分かっていなかったのですねぇ・・。

 

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