ミトコンドリア機能にダメージを与える薬物
ミトコンドリア機能は栄養療法・分子栄養学でもっとも重要なターゲット。
三大栄養素をエネルギーに変換するのは、ミトコンドリアの働きにかかわっています。
ミトコンドリア氏の生み出すエネルギー(ATP)の量たるや、1日あたり50㎏と超大量です。
ミトコンドリアの機能とその働きについてめちゃくちゃ読み応えのある記事を発見したので記録。
Mitochondria—Fundamental to Life and Health
こちらによると、ミトコンドリア機能を低下させ薬物一覧は以下。
- アセトアミノフェン
- 抗生物質
- アスピリン
- ジドブジン(HIV治療薬)
- コカイン
- グリセオフルビン(抗真菌薬)
- インドメタシン(抗炎症薬)
- メタンフェタミン(精神刺激薬)
- レボドパ(パーキンソン病治療薬)
- NSAIDs(痛み止め)
- スタチン(コレステロール・脂質異常症治療薬)
これらの薬物は、頻繁過ぎたり、長期間服用になると、ATP産生を損なうだけではなく、酸化ストレスを増加させミトコンドリアのDNAに損傷を与えるとのこと。
抗生物質やスタチンなどは、酪酸菌を入れたり、CoQ10を足すことでダメージを減らすことも出来るし、もし自分が処方されたらそれについてのマイナス面は知っておきたいところです。