【脳の酸化ストレス】アルツハイマー病・パーキンソン病と尿酸値の関係

アルツハイマー病・パーキンソン病と尿酸値の関係

 

尿酸は痛風の原因ですが、
同時に抗酸化物質である。

これは、分子栄養学を
勉強する方にとっては
常識ですね。

 

活性酸素が発生しやすいのは
ミトコンドリアが多い部分。

つまり脳。(脳だけで全身の20%の
エネルギーを消費しております。)

 

健常者アルツハイマー病患者の尿酸値を
比較すると、アルツハイマー病患者では
平均12.6%尿酸値が低下していた(↓)

elation between uric acid and Alzheimer’s disease in elderly Jordanians.

 

90,214人を調査、尿酸値が
最も高い男性群では最も低い男性群より
パーキンソン病の発症する可能性が
約40%低かったとのこと(↓)

High Levels of Urate in Blood Associated with Lower Risk of Parkinson’s Disease

 

尿酸値とパーキンソン病の相関関係
女性には認められなかったらしい。

これは尿酸の代謝にエストロゲンが
関係しているせいでしょうね。

有経の女性はエストロゲンがしっかり
出てるので総じて尿酸値は低めです。

逆に閉経すると、尿酸値が高めに
なってくることがあります。

 

どっちにしても、双方の調査結果
ともに尿酸が脳の酸化ストレスを
軽減するのに役立っていることが
分かりますね。

尿酸はビタミンCと同じ働きがある

尿酸は自身が酸化されて安定する
という特徴があり、これはビタミンC
と全く同じ働きです

 

つまり尿酸値が低いときは、
抗酸化能力が低下している
ことを推測します。

もしくは低たんぱくで全体のデータが
あきらかに低栄養を示しているのに、
尿酸値が標準より高めの場合、
これは発生している酸化ストレスに
身体が対抗しようとしていることを
推測します。

 

結論

尿酸値はその方の抗酸化能力を
表す指標です

 

参考記事↓

【酸化ストレスがあれば尿酸値が上昇する】尿酸値を下げるビタミンCの効果 | ビタミンアカデミー
尿酸は「抗酸化物質」 尿酸は痛風の原因ではありません。 尿酸はたいへん優れた抗酸化物質です。 人類は尿酸を作ることが出来たので、同じ抗酸化物質であるビタミンCを、自前で合成する能力を捨ててしまいました。 ですから、尿酸値が低い場合は「抗酸化力が落ちている」という判断をします。 尿酸の原料はタンパク質ですから、最初に疑うのは原料のタンパク質不足です。 もしくは、尿酸を合成するためには大量のATP(エ

 

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