減塩は高血圧に効果がないのか?

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血圧と塩の関係

実母が血圧が少し高め(130)
になってきたので、降圧剤と
減塩を勧められたという。

130程度でもそうなのか!と
ちょっと驚きを隠せなかったが

母の場合は今までが低くて
’急に高く変化してきた’という
事実を考慮すべきなので、

それはそれで別問題として
対処することにして、
今日は血圧と塩のハナシ。

 

なぜ塩分の摂り過ぎが高血圧
になるかというと、

血液の中のナトリウム濃度は
一定に保たれるように
身体はプログラミングされてるため。

 

血液中のナトリウム濃度が高いと、
身体はそれを薄めようとする。

ホースの中にお水がパンパンに
入った状態になるので、血管に
かかる圧力が上昇する。

 

お水の量が程よく、
ホースに過剰な圧力がかからなければ、
ホースが傷まず長持ちするが、

常にホースに圧力がかかれば、
ホース自体が劣化しやすくなる。

それは、心筋梗塞や脳溢血になるリスクが
大きくなるということを意味する。
だから高血圧はいかんのよ。

 

なので、「高血圧の方は
減塩しましょうね」という
判断になるのですが、

実際に、減塩して高血圧が改善する
のは全体の2割程度だと言われている

どうも、塩分の感受性には
個体差がありすぎるらしい。

 

だからといって、塩分摂取量と
血圧は関係ないかと言えば、
そんなことはない。

17か国、10万人以上を対象に調査した
信頼性高そうな文献。

Urinary sodium and potassium excretion, mortality, and cardiovascular events.

 

ここから血圧と尿中ナトリウムを
図にしてみると、やっぱり確実に
塩分と血圧は関係がある。

 

減塩自体が全く無能かというと
そうとも言い切れないので、
過剰な塩分は控えつつ、

血圧が高くなっても、リスクを
分散できる対応も同時に考慮すべき。

 

つまり、ホースのクオリティ
ホース自体の質を上げるということ。

ホースが柔らかく柔軟なら、
圧力は分散される。

避けるべきは、例えば、
糖化による血管コラーゲンの劣化とか
トランス脂肪酸排除による
細胞膜の柔軟性向上とか
酸化ストレスによる
活性酸素の影響を排除する、とか。

ただし、
これらはかなり長期的な戦略で
即効性は薄い、

短期的に一番気を付けるべきは
マグネシウム不足にならないこと。

細胞内カルシウムと高血圧

筋肉細胞の中に
カルシウム過剰になると
筋肉はキューーーンと
縮もうとする。

というわけで、高血圧とは、
血管を締める平滑筋の細胞内に
カルシウムが過剰な状態とも言える。

 

カルシウムにはマグネシウムという
パートナーがいる。

カルシウムとマグネシウムは
漫才のボケとツッコミで、
二人がそろわないと仕事にならない。

 

通常は細胞内にマグネシウムが
たくさんいることで、カルシウムが
入り過ぎない仕組みになっている。

平滑筋の細胞内にマグネシウムが
たくさん常駐していれば、
平滑筋は平静を保てるので
血圧は上がり過ぎない。

高血圧を治すお薬に
「カルシウム拮抗薬」が使われる。

これ、細胞からカルシウムを
追い出すお薬。

 

「カルシウムくん強制退場!」の
北風作戦が西洋医学で、
「マグネシウムくん、かも~ん♡」の
太陽作戦が栄養療法的な発想です。

 

どっちが良いの悪いのという論争ではなく
状態に応じて使い分けか、併用するのが
賢者というものであります。

 

マグネシウムと塩

そもそも、なんでマグネシウムが
少なくなってしまうのか?

原因の一つが「塩」

 

本来、塩にはマグネシウムが豊富(なはず)

だって、塩は海から採れるモノ。
海水に一番多いのがナトリウムで、
二番めに多いのがマグネシウム。

 

さかのぼること昭和の初期。
赤いキャップのこいつが
そのバランスを崩した。

これ、塩化ナトリウム99%以上
つまりマグネシウムは
ほとんど含まれていない。

 

塩化ナトリウム99%以上
ということは、工業用や
道路の凍結防止に使われる
塩化ナトリウムと同じってことですよ。

もしも、
血圧降下剤を飲んでる方のキッチンに
この赤いキャップの犯人が潜んでいたら
「あ、現代医療のネギしょったカモだ」
と思ってください。

 

さて、スーパーに行ってよく見る粗塩を
比べてみた。検体3つ

どれも似たようなもんだろと思ったら
意外にそうでもなかった。
(※100gあたりのマグネシウム量)

瀬戸のほんじお 300mg
赤穂の天塩 550mg
伯方の塩 100mg

 

ヘルシーそうで意外に
ヘルシーじゃない「伯方の塩」

野菜茹でたり、塩もみする際の
粗塩は「赤穂の天塩」で決定。

 

高マグネシウム塩で有名な
「ぬちまーす」「粟国の塩」と
比較するとこんな感じです。

 

ぬちまーす、ダントツで
マグネシウムが多いので
素晴らしいのですが、

これはこれで問題がありまして、
マグネシウムが多すぎて、
味が締まらないので、
料理が下手な人が使うと
ちょっと難しい。

 

あと、ぬちまーすの欠点は
ちょっとほっとくと、
湿気で固まる点。

あと、製法が昔ながらの方法とは
全く違っているので「本来の塩」
とは言い難いかもしれない。

 

となると、美味しくて
初心者にも使いやすく
栄養価としても納得なのは
「粟国の塩」になります。
もちろん母に送ってあげてます。

 

何気に選ぶ塩にも、
これだけの違いがあり、

この差が将来の健康リスク
の違いというわけでして、

もしスーパーで塩選びに迷ったら、
裏書見てマグネシウム含有量の
多い方を選んでくださいませ。

 

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