ボーンブロスはなぜ効くのか?

血液はどこで作れらるのか?

血液はどこで作れらるのかご存じ?
レバー(肝臓)じゃないですよ。

骨の中、骨髄に血液の工場があります。

骨髄には血液の細胞のもと(造血幹細胞
が入っており、盛んに細胞分裂をして、
赤血球、白血球、血小板とそれぞれ分化します。

 

造血能力がある、現役で稼働中の工場(骨髄)
は赤い色をしています(赤色骨髄

子供のころは全身の骨髄で血を作っているので、
子供の骨の中心(骨髄)は赤いのですが、

成人なるにしたがって、手足の骨髄は
造血能力を失います。

造血能を失った骨髄は、脂肪と置き換わるので
白っぽく見えます(脂肪髄

 

大人になると、
腰など胴体に近い部分の骨髄は赤く、
手足の骨の中身は白っぽいのが普通です。

骨髄のスープ「ボーンブロス」

動物の骨髄をスーパーで買ってきて観察
してみましょう。

まずは鶏腿肉の骨付きブツ切りです。

 

これはしっかりと赤い赤色骨髄です。
胴の部分に近いのでしょうか。

 

こちらの切り身は脂肪化した脂肪髄です。
胴体よりも足先に近い部分なのでしょう。

 

骨髄と言えば、ボーンブロススープ

参鶏湯風スープを良く作ります。

クコの実と松の実をトッピングして、
ザーサイを添えたので中華粥風。
簡単でほんと美味しい。温まる。

 

ニホンドウさんの人参も少し入れます。
いわゆる朝鮮人参です。

 

人参は栽培に5、6年かかり、
あたり一帯の大地の養分を吸い上げるので
食材屋さんで買うよりも、

きちんと汚染物質や重金属チェックをした
漢方薬クラスのものを買うほうが安心ですね

 

サムゲタンは、ほんの少しお米を入れる
という点もポイント高いです。

肝機能が低下して糖新生も出来ない副腎疲労には、
クオリティの良い糖を少量補給することが
血糖値を安定させますので、治療の過程では
重要になってきます。

 

こちらは豚スペアリブ。
鶏ももブツと違って全部赤色骨髄でした。

きっと現役の造血工場。
造血幹細胞がいっぱい入ってると思われ。

豚スペアリブと大根と一緒に煮込んでみました。
滋養がついてホッとする飽きない味です。

 

同物同治(どうぶつどうち)

東洋医学に同物同治(どうぶつどうち)
という考え方があります。

肝臓が悪い時には家畜のレバーを食べろ、
心臓が悪いときにはハツを食べろ

要は同じ部位の家畜の肉を食して治せ
という食餌法です。

 

過去、多くの副腎疲労のヘタレ子さんが
骨のスープ(ボーンブロス)で体調が改善
していくのを目の当たりにしてきました。

ボーンブロスは骨髄スープ、
同物同治で考えると、きっと造血を
補佐する力があるのでしょう。

 

造血と言えば「鉄」ですけど、
実際には鉄をサプリで補給しても
効かない人のほうが多いです。

副腎疲労をなめちゃいけませんぜ、
サプリごときで治るのは少数派、

多くの人は材料(鉄)があっても
血を作れる力・能力が低下しています。

胃腸の消化吸収能が落ちてますから
自然な食べ物、ボーンブロスなどで
胃腸をいたわりながら治癒するのが最適です。

 

同じ骨付き肉を調理するとしても、
「豚スペアリブのバーベキュー」だと
骨髄の養分まで食べることは出来ません。

骨付き鶏モモ肉も、唐揚げやグリルより、
スープや鍋にしたほうが、エキスが出るので
より同物同治に則っています。

 

寒い冬はぜひボーンブロス系スープで
滋養をつけてくださいませ。

 

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