母(82歳)のサプリメントの効果は意外なところに出た件

浮腫みの改善

母(82歳)の脚、
いつの間にか浮腫みが取れて
足首が分かるようになりました。

ビフォーの写真を撮っていなかったことが
たいへん悔やまれます。

 

母のド貧血が発覚した昨年の秋。
その時のことはこちらに書きました。

【高齢者の低たんぱく症と貧血】母の老化が一気に進んだ理由 | ビタミンアカデミー
高齢者の貧血 この2年で母親の老化が一気に加速しました。 血液データにも如実に現れていました。 今回、白内障の術前チェックのために採血したのですが、 貧血がかなり亢進していました。 過去3年分の健康診断の結果と比較しましたが、年々悪化しているのが分かります。 3年分の推移 RBC 437 → 420 → 395 Hgb 12.0 → 11.5 → 10.8 Hmt 37.7 → 36.5 → 34

 

食事の注意点をもろもろすると同時に
母に渡したサプリメントは
胃酸・消化サポート剤、ビタミンC、鉄の3つ。

「どうせ飲まないし(続かないし)」と
諦めも半分で母に渡しました。

 

往々にして家族・身内の言うことは
聞く耳持たないと相場は決まっています。

特に母は父(薬剤師)と一緒に
門前薬局を経営していましたから、
サプリメントに関する知識は
私よりも(経歴的には)パイセンだしね。

まあ、万が一でも飲んでくれたら御の字
という気持ちで実家を後にしました。

 

それから2ヶ月後、
母から電話がありました。

「あのサプリメントが無くなったので送ってほしい」

「え?飲んでたの?」と驚き。その理由ですが、

「ウン○が良く出るのよー!毎日すとーんと最高!」

なんと、VCの緩下作用が母にはヒット!

もともと母は便秘気味だったので、
VCを継続的に続けるきっかけになった様子。

 

話を聞くと、調子が良いので
胃酸・消化サポート剤も、鉄も
毎日欠かしてないとのこと。
嬉しくなって、追加で送付しておきました。

 

そして、このお正月、
東京に来てもらって我が家に泊まってもらった際、

寝る前に母の脚を軽くマッサージするのですが、
「あれ?あれ?浮腫みが減ってる!?」

 

母には失礼ですが、以前は象さんのような
ズドーンとした脚で、くるぶしがどこだか
分からないくらいに浮腫んでいました。

腎機能に異常はなく、更年期以降気がついたら
浮腫んでいた、この数年特にひどかった。

 

以前、母の誕生日に
Pedaraの靴をプレゼントしたのですが、
靴のファスナーがきつくて閉められなかった。

最近は浮腫みが減ったので
ファスナーを閉めて履いているらしい。

左脚に感じていた慢性的なしびれも
改善してきたとのこと。

 

何がどう功を奏したのか?いろいろ考察。

例えば、

浮腫みの原因となる低たんぱく・低アルブミンが
消化・胃酸サポート剤を入れたことで改善したとか。

パンだけとか、焼きそばだけとか、お餅だけとか、
炭水化物や麵だけで食事を済ませることが
多かった母が、私に注意されてお肉を食べる
ようにしたせいとか。

鉄欠乏が改善されたことで、ATPが増産され、
イオンポンプの働きが良くなり
細胞内外の水分調整が上手く働くようになったとか。

便秘が解消されたことで、肝臓の負担が減り
解毒がうまく行われるようになり、
アルブミン合成がうまく働くようになり、
必須ミネラル、微量ミネラルの回し方が
上手くなったとか。

ビタミンCの働きによって、酸化ストレスが軽減
血管のコラーゲン産生がうまく働くようになったとか、etc.

 

貧血・鉄欠乏と浮腫みの関係ですが、
細胞膜にはナトリウム、カリウムなどの
ミネラルが出入りする玄関があります。

イオンチャンネルと言われる玄関は
電位差で働くひらきっぱなしの回転ドアですが、

イオンポンプと言われる玄関は
ATPによって機能する、
コントロールを行う玄関です。

 

ATP不足でイオンポンプが働かず、
回転ドアから入りっぱなしになった
ナトリウムを排泄できなかったら、
たとえ腎機能が正常でも浮腫みます。

このナトリウム、カリウムのイオンポンプ、
基礎代謝の3割くらいのATPをもっていく、
かなりのATP大食い野郎。

とうことは、鉄が使えてないとATPが作れない
細胞内外のナトカリ濃度がアンバランスに。

しびれや脚のつりが改善したのも
いろいろ関係していそうです。

 

職業柄、いろいろと考えるところはありますが、
こうもあっさり改善されるものか、と。
どんだけ不足していたかということですね。

年齢を重ねれば重ねるほど
お食事のタンパク質のクオリティは大切です。
低たんぱくの影響が出やすくなりますので。

母と一緒の時には必ず肉メニューを選択です。
この日はシャトーブリアンのステーキ。
もちろん胃酸・消化サポート剤も一緒に。

 

 

白内障の手術後、経過も順調。
春になって少し温かくなったら、
一度採血をしてもらい、
貧血の改善具合を確認。

タンパク代謝が改善すれば、
自然と鉄の代謝も元に戻ると思うので、
鉄はいったん中止予定。

 

鉄は活性酸素の発生源であり、
細菌感染や炎症のもとになりやすい
たいへんリスクの多い諸刃の剣。
鉄のサプリは必ず出口戦略が必要です。

 

鉄よりも口腔内ケアやあいうべ体操、
睡眠中の口呼吸の改善、
肩回し体操など、
やることがたくさんあります。

父の介護から解放されて、ようやく
自分自身の人生を楽しむステージに立った母、
少しでも快適に過ごしてもらいたいものです。

 

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