女性の排卵期のフェロモンを証明した実験

女性の排卵期のフェロモンを証明した実験

 

弔事のため中止となりました「オトコとオンナの夜の分子栄養学」ですが、8月にリスケになりました。

関係者各位、楽しみにしてくださったみなさまにはご迷惑をおかけしてたいへん申し訳ございません。

 

本セミナー、もともとは「ダメンズ回避セミナー」のスピンオフとして企画したもので、セックスの効能を知って「正しく気持ちよくSEXしようよ」がその趣旨です。

食に関してはみなさん情報交換して活発にクオリティを高める努力をしますが、同じくらいセックスに関する努力ってしてますか??

周りを見渡してもどうもやってないし、出来てない。情報交換する場もない。ということで企画しました。

女性の私だけだと女性の主観に偏りますので、現役AV男優のゲストがいらっしゃいますのでお楽しみに。

(※注意 主催は株式会社be Organicの山岡さんなので、お問い合わせは主催者にお願いします!)

 

というわけで、セミナー用にいろいろとセックス関係の文献を漁る日々でして、オモシロイのだけどネタとしてボツとなったものをご紹介します。

 

 

妊娠可能な生理後の排卵期には異性を惹きつける何か(フェロモン)が出るのか?

そんな疑問にニューメキシコ大学心理学の先生が一つの実験結果を出しておりました。

Ovulatory cycle effects on tip earnings by lap dancers: economic evidence for human estrus?

 

対象となったのは男性専用のナイトクラブで働く女性ダンサー18名

香水、ボディソープ類の香りをつける化学物質の不使用を約束してもらい、排卵期(生理後)、排卵後(生理前)、生理中にわけて仕事中に稼いだチップの金額を記録した結果がこちら

ごらんのとおり排卵期(生理後)がもっともチップを多く稼いでおります。

その額、生理中の2倍以上。

 

興味深いのはピルを使用した場合との比較しているところでしょう。

ピルを使用すると、生理中、排卵期、生理前の違いはさほど強い変化がみられません。

研究チームによると、ピルを使用するということは身体が「疑似妊娠状態」になりますから、その分フェロモンが減るからだと分析。

 

そもそも母集団がたったの18名ですし、何の実験か教える集団と教えない(ブラインド)集団との比較(二重盲目試験)ではありません。

もしも事前に実験内容をダンサーが知っていたら「おっしゃー、排卵期やで~。フェロモン出てるやろからチップがっさり稼いだるで~」という潜在意識のスイッチが入りますので、当然結果は誘導されるでしょう。

 

その点、この実験デザインの信用性は高いとは言えず「ほんまかいな」とツッコミ入れたくなりますが、

一女性として思うに、排卵期というのは性欲が高まり「ヤリタイ」時期となりますから、それなりに男性を惹きつけるフェロモンが出るのはとっても納得なハナシであります。

あと生理中はやはり「かったり~な~」となり、すべてにおいて面倒になりますから、やる気がなくなるのは当然のこと。

排卵を終わって生理前ともなると、なんとなく浮腫みが出たり体調も不安定になりますから、ダンサーじゃなくても一般の女性の仕事のパフォーマンスも同じ曲線を描くのではないでしょうか。

 

というわけで個人的にはすごく納得の結果であっても、検証デザインが信用性ないのでボツネタです。

こういう話はあれですな、飲み会での話しのネタぐらいにはなります。

もちろんご利用は用法を守ってお使いください。話し方によっては#me too案件になりますから(特に男性)

 

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