細胞と細胞のすき間「タイトジャンクション」の形成にはコレステロールが重要

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タイトジャンクション形成にコレステロールが重要

 

先日、九州大学院からプレスリリースが出ていました。

コレステロールが細胞同士の接着を制御する仕組みを解明~慢性炎症の新たな予防法や治療法の開発の基礎となる発見~

 

掲載論文はここですね↓

Adherens junctions influence tight junction formation via changes in membrane lipid composition

 

抜粋します

細胞同士を密につなぎ合わせる構造はタイトジャンクションと呼ばれます。このタイトジャンクションの形成に関わるタンパク質についてこれまで多くの研究がなされてきましたが、脂質の働きは明らかにされていませんでした(中略)

タイトジャンクションの形成に、脂質の1つであるコレステロールが必須で細胞同士の接着の制御に関わっていることが今回初めて明らかになりました。

病気の原因となる細菌やウイルスが体内に侵入することを防ぐタイトジャンクションが破綻すると、潰瘍性大腸炎やアトピー性皮膚炎などの慢性炎症の発症につながります。

このため、コレステロールを介したタイトジャンクションの制御機構の解明は、慢性炎症の新たな予防法や治療法を開発する上で基礎となる知見です。

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細胞と細胞の隙間「タイトジャンクション」の重要性

細胞膜というのはとても賢くて、通すべきものと通してはならないものを選別します。

エネルギーになる栄養素(糖、脂質、タンパク質)なのか、ミネラルやポリフェノールなど他の物質なのか、

物質によって専用の玄関を設け、エネルギーになるものは身体が使えるように細工をして通すし、エネルギーにならないものは抱合して身体に無害にて通すし、勉強すればするほど細胞膜の精緻な仕組みに驚きます。

 

ところが、細胞と細胞の間のつなぎ目にはこの選別機能の仕組みはありません。

このつなぎ目「タイトジャンクション」がゆるゆるだと、物質が選別されることなく通過しますから身体に異物が侵入しやすくなる。

これが腸でおこるとリーキーガット、皮膚でおこるとアトピー性皮膚炎です。

 

以前からコレステロールの重要性については何度も書いてきました。

コレステロール、特にLDLは’栄養素’です。

【コレステロール値・低すぎ注意!】芸能人のコレステロール値を分子栄養学的に診断
芸能人のコレステロール値を分子栄養学的に斬ってみた先日、NHKの「がってん!」を見ていましたら、コレステロール値についてやっていました。主題は、動脈硬化を起こしやすいレムナント・コレステロールについてだったのですが、他のテレビ番組と同じく、平易化しすぎて肝心なところが抜け落ちており、情報としてはかなり不満足なので特にコメントはなし。そこじゃなくて、出演者3名のコレステロール値が出ていましたので、これをネタに分子栄養学的な診断をしてみたいと思います。

 

腸や皮膚に問題を抱えるクライアントさまのデータを拝見すると、LDLの値が高いか低いかどっちかです。

LDLが高いということは、栄養素として使えてなくて溢れており、

低いということは、栄養素の供給が間に合っていない。

 

分子栄養学的にコレステロールの重要性がまた一つ解明された格好。

ますますスタチン系(コレステロール低下薬)ってどうなんでしょう??と思ってしまいますねぇ。。

 

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