筋力アップを狙うならトレーニング後のアルコールは禁止
今期の実践講座でのプレセミナーで聴講しました金子先生の「分子栄養学的筋肉アップメソッド」の中で
アルコールと筋トレの関係についてのおはなしが面白かったのでちょこっとご紹介。
これからの季節、汗をかいたあとのビールが美味しい!なんてありがちですが、
筋肉をつけようと思ったら運動後のアルコールはNGです。
トレーニング後のアルコール摂取がどのような影響を与えるのか、実際に人体実験してみたそうです。
ガッツリ筋トレしたあとに炭水化物とお酒、プロテインとお酒、プロテインのみのグループに分けて実験してみたところ、
プロテインのみのグループに比べて、お酒+プロテインのグループは筋肉たんぱくの合成が24%低下、お酒+炭水化物のグループは37%もタンパク合成が低下していたとのこと。
酒好きには残念ですが、なんとなく想定どおりの結果ですねぇ
なぜアルコールが筋肉量をダウンさせるかというと、筋肉の合成を促す酵素「mTOR(エムトール、mammalian target of rapamycinの略)」の働きを低下させるためとのこと。
私もそこそこお酒はたしなみますが、運動のあとは血糖値が上がるせいか飲酒しようという気に全くならないので本件は無問題。
全然関係ないけど、スポーツ栄養、スポーツ医学分野の研究発表ってやたらオーストラリアの大学が多いですね。
以前、記事にした、競歩選手に糖質制限させて運動させたらパフォーマンスどうなるか?って実験もキャンベラ大だったし↓
【糖質制限】ケトン体ダイエットと有酸素運動は相性が悪いのでご注意を | ビタミンアカデミー
本件の「筋トレ+アルコール」の実験もRMIT(オーストラリアのメルボルンにある大学)によるものです。
わたくしメルボルンに4年くらい住んでいたのですが、確かに体育会系の学問は盛んだったような気がします。
以上、筋トレ後のアルコールは是か非かと問われれば「やっぱりダメですよ」という酒好きなマッチョには身も蓋もないお話でした。