痩せ菌とデブ菌
腸内細菌には痩せ菌とデブ菌があると分かっております。
肥満マウスとやせ形マウスから、それぞの腸内細菌を採取、無菌マウスに移植して数週間、
肥満のマウスから採った腸内細菌を移植したマウスは、よりたくさん餌を食べる傾向にあり、体重も増加してやっぱり肥満になったそうで、
一方やせ形マウスから腸内細菌を移植したマウスは、肥満にはならなかったというわけです。
何がどうしてそうなるのか、詳しいメカニズムはまだ不明ですが、
腸内細菌のバリエーションによって、同じ食事量でも太りやすい傾向が出てくること、食べる量が増えてしまうことはほぼ確定です。
肥満改善用プロバイオティクスを特定
クレアラボの「メタボリック・フォーミュラ」という商品があります。
商品名のとおり、内臓脂肪多めのメタボさん用にブレンドされたプロバイオティクスです。
体重を気にする夫さんのために購入してみました。
が、いかんせん本人が自主的に飲まないので冷蔵庫でいまだ眠ったまま。
クレアラボって、車のメーカでいうならベンツかポルシェ、サプリメントとしては一流品なんですけどねえ。
ボトルも地味でカプセルも小さいのでなぜか萌えないらしい。
ところで、このプロバイオティクスのどこが「メタボ用」なのかというと、
L.plantarum、L.gasseri、B.breve
この3つあたりらしいです。
下の赤字部分です。
Lactobacillus acidophils
Lactobacillus plantarum
Lactobacillus rhamnosus
Bifidobacterium lactis
Lactobacillus gasseri
Bifidobacterium breve
Bifidobacterium longum
L.plantarum、L.gasseri、B.breve、この3つの菌がなぜ痩せ菌なのか?いろいろと調べて発掘してみました。
例えば、こちらのメタ解析
ラクトバシラス属、いわゆる乳酸菌の種類によって太る菌なのか痩せ菌なのかを調べたところ、
体重減少の乳酸菌は、ラクトバシラス・プランタルム菌(Lactobacillus plantarum)と、ラクトバシラス・ガセリ菌(Lactobacillus gasseri)だそうです。
もう一つの Bifidobacterium breve はいわゆるビフィズス菌です。
ビフィズス菌の中でも、特にB-3という種類が痩身効果があるかもと言われている菌の種類です。
ちなみに、B-3が抗肥満効果があると発見したのは森永乳業さんです。めっちゃ力入ってますね。
というわけで、やせる菌コンビネーションのプランタルム菌、ガセリ菌、ビフィズス菌B-3が入っているプロバイオティクスをアイハーブで探してみたら、これがけっこう難しかった。
3つすべての菌が処方されてて評判良さげな RenewLifeの「Ultimate Flora」を買ってみました。
Renew Life, 大腸ケア、アルティメット フローラ プロバイオティック、800億個の生きた菌、30ベジカプセル
1カプセルあたり、80billion(800億)というのはアイハーブでも最高クラスでしょう。
一番よく出ている商品でも 30~50billiion(300億~500億)です。
上品なクレアラボの雰囲気と違って、ボトルデザインもなんか強そう。
こんなもんに痩せる効果を期待するのはどうかと思いますが、どうせプロバイオティクスを摂るなら、メタボ改善効果が見込める菌で腸ケアしたいじゃないですか。
というわけで今度こそ飲んでくれることをひそかに期待しております。