なぜ無駄な食欲が起こるのか?痩せたいならば先ずはタンパク質を食べるべき理由

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痩せたい人は先ずはタンパク質を満たせ!

夏のせいでしょうか、痩せるにはどうしたら良いですか?という質問が増えてます。

どちらかというと、私は、痩せ・華奢・虚弱体質をどうスタミナアップするかの方法論は得意なのですが(私がそのタイプだからです)、肥った人をどう適正体重にダイエットさせるかについては知識が乏しいです。

しかしながら、周りをみていますと、痩せたいのに痩せられない人にはある一定の法則があります。

まずそういった方の血液データを拝見しますと、「これは痩せる以前の問題だな・・」とよく思います。

低タンパクをベースに、あっちもこっちもいろいろな栄養素が不足しており、代謝が回っていない様相がありあり。コーヒー、カフェインで動いている方がほとんど。

このまま「ダイエットだー」と拳をふりかざしても、ただのアドレナリンファイターですから必ずリバウンドするのが目に見えています。

痩せたとしてもただの栄養失調でしょう。

どうしたら「健康的に痩せるか」という着眼点で、あえてコメントするならば、まずは「タンパク質を満たしてください。」と答えてます。

痩せるための真実「プロテインレバレッジ説」とは?

肥満の研究では先進国の米国で、ここ10年くらい言われているのが「無駄に食べ過ぎるのはタンパク質が足らないせいでは?」という説があります。

これは、オクッスフォード大が発表した「プロテインレバレッジ仮説」というものです。

Obesity: the protein leverage hypothesis.

 

プロテインレバレッジとは、「人間の食欲とタンパク質摂取量は逆相関関係にある」という仮説です。

要は「タンパク質が足らないから、無駄な食欲が起こる、タンパク質が満たされれば、無駄に食べ過ぎることはない」ということ。

今年(2017年)、コスタリカの女性135人を対象に行われた調査でも、タンパク質摂取量は全エネルギー摂取量と逆相関関係にあったとのこと、つまりプロテインレバレッジが正しいと結論、

Using the protein leverage hypothesis to understand socioeconomic variation in obesity.

 

「レバレッジ」とはテコのことです。

小さな力で大きな物を動かすとき、「レバレッジを効かす」という表現をします。

プロテインレバレッジは、「少量のタンパク質が、大きな食欲(カロリー摂取量)を左右している」ということです。

 

1970年以降、タンパク質と脂肪の摂取量はあまり変わっていませんが、炭水化物はここ半世紀で定量的に増加した唯一の栄養素です。

炭水化物の摂取が増えるにつれ、先進国では肥満が問題化、社会保障システムを脅かすほどになりました。

米国人の肥満レベルは、日本人の比じゃありませんからね。

この辺の研究は抜きん出てます。

身体を栄養(タンパク質)で満たせば、肥満は減る、最新の米国ダイエット事情は全体的にこの流れです。

 

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タンパク質が満たされれば無駄な食欲は湧かない

身体がもっとも必要としている栄養素はタンパク質です。

どうしても「野菜やビタミンがヘルシー」という概念が幅をきかせ、タンパク質の大切さに理解が浅い人が多い。

 

身体を家に例えるなら、柱や壁、屋根の材料(木材・コンクリート)がタンパク質です。

ビタミンやミネラルは、釘や接着剤、塗料や壁紙です。

家を補修するのに、釘や金槌ばっかり立派なものが揃ってても意味ないですよね。

でもたまにいるんですよ、こういう人。マルチビタミンだけ飲んでタンパク質はボロボロ。

本人は健康的だと思っていても、ソコジャナイ感の残念さ。

 

人間の身体の細胞は、本能として必要な栄養素を認識しており、タンパク質が足りない時は「もっと食べろ」という欲求が起こる。

必要十分なタンパク質が満たされれば、「もういいよ」と細胞レベルで満足するので無駄な食欲が湧かない。

これは自然に理解できると思います。

 

この場合の欲求は「細胞レベル」の欲求です。

細胞は細胞でも、脳細胞が出す欲求はあまりアテにならないことが多い。

脳は、どちらかというと非常システムの方を優先しますので、アドレナリンやドーパミンの影響を受けます。

だから「甘い物が欲しい」と思っても、それは身体の細胞レベルの欲求というよりは、様々なホルモンの影響で撹乱された指示のことが多い。

大切なのは首から下で、身体の細胞の一つ一つが、十分な栄養で満たされることをイメージしてください。

 

タンパク質の摂り方にも注意

ではどれくらいのタンパク質が必要十分量なのか?

これがけっこう多いです。タンパク質の量についてはこちらで書いたのでご参考ください▼

【タンパク質はどれくらい食べるべき?】BUN(尿素窒素)で知るタンパク質摂取量
どれくらいのタンパク質を食べれば良いのか?窒素出納法による必要タンパク質量とは?どれくらいのタンパク質を食べれば良いのか?という基準ですが、どうやって算出されるかご存知でしょうか?今まで、判断の目安として使われていたのが「窒素出納法」です。タンパク質はアミノ基(-NH2)を含む化合物で、人間の体内に存在する窒素(N)は、食事から得られるタンパク質由来がほとんど。尿や便で排泄される窒素の量と、食べるタンパク質に含まれる窒素の量が、同じであれば

 

高タンパク質にシフトするときの注意点ですが、必ず消化と代謝の観点を忘れないようにしてください。

なんども書いてますが、牛ステーキは牛さんの遺伝(DNA)情報を持ったタンパク質であって、人間のタンパク質ではありません。

牛さんのタンパク質をペプチド・アミノ酸レベルまで分解し、消化し、吸収し、代謝して、ようやく人間のタンパク質になります。

なので、消化のプロセスと代謝に必要な栄養素を同時に大事にすることです。

 

ああ、そうか、タンパク質が足らないからだと、消化不良を起こすほどに肉を無茶食いするような低レベルの読者様は、当サイトにはいないと思いますのでここでは割愛。

消化のプロセス(十分な咀嚼、消化酵素、胃酸補助)や、代謝に必要な栄養素(ビタミンやミネラル)については、他でたくさん書いてますので検索してくださいませ。

脳の正常化もタンパク質あってこそ

「おりゃー!」と食事量を減らして気合でダイエットしても、リバウンドが目に見えています。

非常システムホルモンのアドレナリンを使わず、ニュートラルな精神状態で痩せるほうがずっと健康的です。

ニュートラルな精神状態とは、セロトニン、メラトニン、ドーパミン、GABAなど、脳内伝達物質がバランスよく機能している状態です。

脳内伝達物質の原料も全てタンパク質ですから、タンパク質が充足することは、脳内伝達物質の正常化も意味します。

プロテインレバレッジは、分子栄養学的にも正しいと思います。

無駄な食欲とは、質的な栄養失調の症状である

痩せたい人はまずはタンパク質を不足させないこと、どうぞダイエットのご参考にしてくださいませ。

 

【お知らせ】セミナー・イベント開催情報

おかげさまで大変ご好評いただいております。

リピーター様が多いのも私の料理塾の特徴です。

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