栄養療法検査結果②「消化酵素」

前回、急に数値に動きがあり、フェリチンが上昇したお話をしました。
数値に改善の動きがないときとあるとき、その違いはプロバイオティクスで腸を意識したことだとお話したのが前回。

プロバイオティクスともう一つ、取り入れたものがあります。それが「消化酵素」

きっかけはやはり栄養医学研究所の佐藤先生の「未消化便について」

↓ ↓ ↓

便の簡易チェック法

ここまで真剣にチェックしたわけじゃないですが、どうも未消化物が多いような気がする。

たしかに子供の頃から消化力が弱い。大いに自覚あり

そこで毎食後、消化酵素を取るようにしました。

Metagenics社「SpectraZyme」

まずはクリニックで入手可能なMetagenics社のスペクトラザイム

プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、糖質、脂質、たんぱく質、
全ての栄養素を消化する酵素が満遍なく網羅されてます。

胃薬ではありませんから、飲むと胃がすっきりとか、特に何か感じるものは全くありません。
ただ、身体が重いと感じることがなく、ちょっと快調になるくらい。
便の調子も安定しますから、効果ありだと思いました

しかーーーし、これ高いのです!

180錠 10,000円
1回あたり2錠として1日あたり6錠
1ヶ月あたり1万円

ケチって半量、1日3錠でも1ヶ月5000円なので、消化酵素単体でこの価格はコスト高です。

実際に、効き目良好なので、ステーキや脂っこいものを食べるときにのみ使用して3ヶ月くらいかけてチビチビ消費しました。それでも便の調子や血液の数値が改善しました。

こちらがメタジェニクス社のウェブ

Metagenics ‘spectrazyme’ Price: $21.95

含有量3倍くらいにリニュされてます。日本版との価格差も計算したけど、化粧品程度。まあこんなものでしょう。

——-総評——-
効果     ★★★
飲みやすさ  ★★★
コスト    ★
入手しやすさ ★
——————

消化酵素に1ヶ月5,000円はちょっとね・・。モノが良いのは認めますが。

 

天野商事「新ビオヂアス」

もっとコストパフォーマンスの良いおのを以下の点で探し始めました。

・糖質・脂質・たんぱく質を分解する酵素が満遍なく入っている。
・添加物が少なく、余計な処方がない
・薬局で買える
・コストパフォーマンスが良い

まず最初に買ったのが「新ビオヂアス」

消化酵素いろいろ入ってます。
タカジアスターゼ(アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼを含む複合消化酵素の医薬品名)
リパーゼ(脂肪消化酵素)
ニューラーゼ(たんぱく分解酵素)

安くてよさげ

これを飲むとすっきりします。
しかし、これが罠でした・・・

どうも怪しい、、と思ってよくよくチェックしたら胃酸コントロールのケイ酸アルミニウム入り!!
あかんやーん。

せっかく買ったのでメーカーに問い合わせました。

以下回答

『新ビオヂアス一日量(9錠)中のケイ酸AL配合料は120mgになっております。
「微量」との事ですが、数値的には決して少ない量では御座いません。添加物としての考え方での事だと思います』

太田胃散のケイ酸アルミニウムが273.4mgなので、その約半量
ただでさえ胃酸の少ない私なのに・・あかんわこれ

というか、日本ってどうしてシンプル機能の商品作りをしないのかっ!?
消化酵素で消化力補う商品に、胃酸を抑制する成分を入れてどうすんのっ!?!?
やっぱり日本のサプリ業界のレベル低すぎっ

——-総評——-
効果     ★★★
飲みやすさ  ★★★
コスト    ★★★
入手しやすさ ★★
※胃酸の強い人には良い商品だと思います。
——————

Kyolic Formula102

日本はやっぱり未熟なマーケットなのか・・
ということでやっぱりアメリカで探すことに

日本の湧永製薬の「キヨーレオピン」の熟成にんにくを使用しているアメリカ版キヨーレオピンの「Kyolic 102」
アイハーブで個人輸入

カンジダコントロールも可能で、消化酵素も含有されているので消化酵素代わりに試してみました。

熟成にんにくエキスと生姜エキスがメイン
酵母やカビの細胞壁を壊す酵素グルカナーゼと、たんぱく質分解酵素のプロテアーゼ、脂質分解酵素のリパーゼと3種類入っています。

そこそこいい感じ。成分もシンプル
カンジダのダイオフ現象もなく、普通に滋養強壮に効く「キヨーレオピン+消化酵素」です

難点は粒がでかい・・(アメリカのサプリのほとんどがそうですが)
そして臭い・・
にんにくではなく、生姜の香りです。

1本飲み終わりました。期待したほどダイオフも出ないので、カンジダに効くかどうかは評価できず。
普通に消化酵素として良いと思います。

——-総評——-
効果     ★★★
飲みやすさ  ★
コスト    ★★★
入手しやすさ ★
——————

第一三共「パンラクミン錠」

消化酵素というよりは、整腸剤としてのくくりで見つけたのがこちら

有胞子性乳酸菌ラクボンがメイン、消化酵素はタカジアスターゼN1が入ってます。

タカジアスターゼって日本の医薬品名なのか、海外のサプリではまず見かけません。
調べてみると、日本人の高嶺さんという方が麹菌から発見したらしい→タカジアスターゼ

主にでんぷん(糖質)の分解酵素だが、脂質分解のリパーゼも、繊維質分解のセルラーゼなども含まれており、いわゆる総合的な消化酵素と言ってよさそう。

タカジアスターゼN1は、従来のタカジアスターゼにたんぱく分解のプロテアーゼも配合したものらしい。
説明書にも「タカヂアスターゼN1 は広いpH域で働く消化酵素で、消化を助け、栄養の吸収をよくします」と書いてある。
俄然気に入りました!

塩麹もずっと手作りしてるし、味噌など麹菌と私の胃腸は相性の良さを感じているので、いいかも!

1日量9錠、2ヶ月分で2000円程度

1ヶ月で1,000円
これだと続けやすいし、水無しで飲めるのもgood

微量ながらビオチンも入ってるので、軽度主婦湿疹の私にはぴったり。
ラクボンは胃酸の影響を受けない乳酸菌で、整腸剤としても効果を感じてます。

非常によいです。
小瓶を買ってのんでますが、次は大瓶購入予定です。

——-総評——-
効果     ★★★
飲みやすさ  ★★★
コスト    ★★★
入手しやすさ ★★
※ウンチョスの調子も良好。リピート決定。かなりおすすめ。
——————

 

(番外編)第一三共「新タカヂア錠」

昼休みに近所の薬局にフラッと入ったら、こんな消化酵素をみつけました。

おお!
タカジアスターゼの単体処方。
日本のサプリにはあり得ない!!

・・と思って、よーく見たら添加物に「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」が入ってる・・orz

胃酸制酸剤です
あ〜あ〜。ったくなんでかなー。もう

この商品です

 

胃の粘膜そのものが弱いと、自前の胃酸でヤラレます。
従って、胃酸を抑制すれば、その分すっきり感は出る。

でもそれって本末転倒

そもそも、胃酸が弱く消化力が無いので、食べたお肉を自前のたんぱく質に再利用出来ない。
だからどんどん胃の粘膜も弱っていく

胃酸も自前の消化酵素もたんぱく質が原料ですから、まずは食べたものを消化しないとお話にならない。
大事な胃酸を抑制してどうするー!!

胃酸抑制剤を入れる効果、それは一時的なスッキリ感。だけど長期的に見たらあかんでしょう。。

またもや、日本のサプリ業界ザンネンッ!!

日本のサプリを選ぶ時は、みなさまもご注意ください。ほんと余計なもんばっかり入ってますから。

まとめ

2年半栄養療法やって、プロバイオティクスと消化酵素を一緒に摂り始めたら、急に数値が改善してきました。

どうも私の身体は、栄養の量ではなく、消化、吸収、代謝の部分でコケていたらしい。

人間の身体は、消化酵素を自分で作りますが、その原料もたんぱく質です。
たんぱく質不足の方は消化酵素も胃酸も少ない人が多い(私がまさしくこれ)

食べたたんぱく質を消化・吸収・代謝出来ないから、さらに自前で消化酵素を作れなくなる。
人間の身体はいろいろなところでループしてますね

もちろん、毎食ごと、よーくよーく噛んで噛んで噛みまくって、唾液の消化酵素アミラーゼ君にも全力で働いてもらうことが大前提ですが、しばらく消化酵素は続けてみます。

 

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