疲労感を抱える人の心理的な背景

今日はカウンセラーのひとりごと。「疲れやすい」という主訴のシンプルな原理原則についてつらつらと。
疲れやすい・疲労感に対するアプローチ
「疲労感、疲れやすい」
これ、最も多いご相談内容です。
生理学的にはミトコンドリア機能をひととおりチェックします。栄養素面はね。
ただし、この場合心理面にテコ入れしないと、ミトコンドリアが作った元気をさらに”疲れること”に消費しますので、心のアプローチも欠かさず行います。
「疲れやすい・疲労感」の主訴には、心理的なアプローチも同時に行う
「疲労感をなんとかしたい」の背景
「疲労感、疲れやすい」人の脳の中は「やらなければならないこと」でいっぱいです。
反対に、疲れを感じにくい人の脳の中は「やりたいこと」でいっぱいです。
もっとシンプルに表現します。
疲労感、疲れやすい人は「義務」に人生を使い、元気で健康な人は「欲求」に人生を使います。
疲労感、疲れやすい人は、「義務」で生きている。
元気で健康な人は、「欲求」で生きている。

「疲労感をなんとかしたい」2つのタイプ
セッションのご相談にはいろいろなパターンがありますが、おおまかに分けて2つのタイプに分かれます。
ひとつは、ご本人が「義務」で生きてることに気付いてすらいないというタイプ。
もう一つは、「義務」で生きてる自覚があり、「義務」を無くさなければ先へ進めないという感じているタイプ。
前者の方は、生まれてこのかた「やらなければならないこと」をエネルギー源にしてきたため、「やりたいこと」で生きる世界があることすら知りません。
人間は「自分の思考が”箱庭”である」ということに気付かないと、それが”全世界”だと誤認識してしまいます。
疲れやすい、疲労感などの症状は、「箱庭の外があるよ」という身体からのメッセージだと気付いてください。
身体の症状を感じるときは、脳の中の小さな箱庭から出るチャンス
後者の方は、「義務」で生きてる自分が嫌だと、自己否定ばかりを続けます。
自己否定のエネルギーが、自分を変えるエネルギーにはなり得ません。なったとしても継続しません(断言)

どのような形であれ、その方が生きてきた人生には意味・目的があります。
「義務」で生きてる自分をDelete削除するのではなく、Archiveしてフォルダ名を付け直しましょう。
もしかしたら、「欲求」で生きる自分のために必要なファイルだったのかもしれませんよ。
「義務」で生きる自分から、「欲求」で生きる自分へ、まずは小さなステップから始めましょう。
「義務」で生きてきた自分を受け入れ、「欲求」で生きる自分へ、その変化のグラデーションを楽しむ
ちなみに、「欲求」で生きる人は、同じ労働負荷でも”達成感”が強くなりますので、疲労感を主訴にはしません。
「欲求」で生きる方は、肉体的な疲労を感じたとしても、それをなんとかしようとあがくのではなく、素直に「休む」という選択をします。

疲労感は”「義務」で生きていますね”という身体からのメッセージ
人間の身体は機能的には複雑でも、原理原則はシンプルです。生理学的にも心理学的にも。
「義務」で生きれば疲れる、「欲求」で生きればエネルギーが湧いてくる
人間はいとも簡単にこの簡単シンプルな原理原則を忘れます。
でも大丈夫。身体がメッセージをくれる。
メッセージを大事にしている人は、健康で幸福度の高い人生を送る。
セッションでみなさまの健康相談に対峙するたびに確信するシンプルな法則です。
分子栄養学は病気や発達障害の”治療方法”として発展してきました。お医者さまの”仕事の領域”として。
でもそこからさらに時代が進み、アスリートの能力向上や、人生100年時代を支える技術として発展しつつあります。
わたしは、分子栄養学を「やりたいこと」のために使ってほしいという考えです。
もちろん、治療過程のサポートも大事にしておりますが、ゴールは「欲求」で生きる人です。
食事療法、サプリメントで得た”元気”は「欲求」で生きるために使いましょう。
告知です。「欲求」で生きる人のためにセミナーラリーやります。
年に1度あるかないかの”祭り”です、みなさまお気軽にご参加くださいませ。
