慢性的な蕁麻疹をビタミンCと心理的アプローチで治した体験談
昨年の8月、3か月間ほど蕁麻疹で悩んでいました。寛解までに至った記録。栄養的なアプローチと心理的なアプローチのシェアです。
昨年(2021年)の8月、ある日突然手のひらがカユカユに。
1日様子をみていたのですが、かゆみはあっという間に全身に広がりました。
赤みとかゆみで因幡の白兎状態。
処方薬(オロパタジン)を出してもらいしばらく服用しておりました。
そのときの写真。雑な写真で少々お見苦しいですが。
最初の症状が出たのは、海でビキニ撮影の2日後でした。このときのやつね。
かなり日焼けをした後だったので、紫外線による大量の活性酸素の影響が引き金になったなと推測、いつもビタミンCにリポソマル型を増し増しで入れました。
ビタミンCにはマスト細胞が放出するヒスタミンの作用を和らげる作用があります。
血中ビタミンC濃度が低下すると、ヒスタミンレベルは上昇する。ビタミンCの経口摂取(1日1,000㎎*3日間)で血中ヒスタミン濃度が低下。
J Nutr. 1980 Apr;110(4):662-8. doi: 10.1093/jn/110.4.662.
ラットの細胞をビタミンCで処理することでヒスタミン放出が抑制された
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-07680006/
わたしが普段使っているビタミンCは、食後にアスコルビン酸を1,000㎎、1日に1~2回ですが、このときは1日に5,000㎎程度に摂取回数を増やしました。
さらに、寝る前にはリポソマル型の3,000㎎をほぼ毎日摂りました。
急性の症状はするする良くなったのですが、困ったことに、その後蕁麻疹がやや慢性化。
手のひらや首周りなど、スポット的にかゆみと赤みが出現するように。
オロバタジンに頼るほどではないけども、チクチクかゆみが気になって仕方がありません。
リポソマル型ビタミンCのメガ量(3,000㎎)は継続しつつ、なにかもう少し抜本的に改善することをしたいと考え、高濃度ビタミンC点滴を投入。こまめに通うことでかなり改善を後押ししてくれました。
このとき以降、高濃度ビタミンC点滴は定期的に行っています。
高濃度ビタミンC点滴は、アレルギー体質の改善のみならず、あらゆる症状の改善、アンチエイジングに。栄養量のテッパンですね。
いつもお世話になっている東京原宿クリニックの篠原先生。
症状が全くでなくなるまで、およそ4か月かかりました。
夏場は蕁麻疹の症状が出やすい季節というのもあり、11月の秋深まるころにはほぼ寛解に至りました。
蕁麻疹の心理的な背景
皮膚は排泄器官としての側面を持ちます。
人間にとっての通常の排泄ルートは、通常は排尿、排便、発汗です。
排尿、排便、発汗による排泄がうまくいかないとき、もしくはそれらの排泄ルートからは”出ないモノ”、”出せないモノ”、”出したくないモノ”があるとき、人は皮膚を使って出そうとします。
皮膚を使って”表現する”と言ったほうが的確かもしれません。
自分の内側にある感情、欲求を表現していないとき、そこから目を背けているとき、人は蕁麻疹を作って表現しようとします。
蕁麻疹の出る部位によって、心理的な背景はもっと細かに分類されます。顔なのか、手なのか、足なのか。
例えば、顔であれば、他者の評価や体裁を気にしている可能性があります。
私の蕁麻疹が表現していたもの
私の急性蕁麻疹、その後の慢性化した期間、あれは何を表現していたのだろう?と内観しました。
いろいろ探っていったところ、コミュニケーションの喪失、拒絶というテーマが出てきました。
心当たり?
はい、ありました(^^)
自分の気持ちに正直になるワークを少々。心理的な処理を数回繰り返しました(ちょっとしたテクニックを使って)
詳しく書くと長くなるので割愛しますが、ビタミンCにより処置と並行して行った心理的アプローチが寛解までを後押しをする過程は面白かったです。
特定された感覚・感情に触れる出来事が再現されると、見事に症状が強くなりましたし。笑
皮膚は毒素の排泄器官。毒素という言葉は広義の意味でストレスを含みます。
慢性化した蕁麻疹を持つ方は、なにかしらストレスを抱えています。
わたしのように、ストレスだと自覚がないケースもあります。
📌皮膚の症状は自分の内側にあるモノのデトックス
気になる症状があるとき、自己の内面のナニがそれを作っているのか?自分と対話することは、症状の寛解を早めます。
心と身体が実に巧妙につながっていることを再確認するのは楽しい作業です。自分だけでは難しいと感じるときはセッションにてお待ちしております(コマーシャル)