高齢者の栄養療法(実母の症例)
先日帰省したら、実母(85歳)の貧血がガッツリ改善してて嬉しくなりました。
2018年秋の帰省時、母の貧血が一気に悪化していて、ビビったという話をこちらで書きました。
2018年当時の母の採血データ。鉄欠乏が顕著です。
先日、久しぶりに帰省。コロナ後初です。
何気に母の採血データを確認したら、貧血がガッツリ改善してました。(嬉しい!)
数年分のデータをまとめて比較してみました。
父の介護中に右肩下がりです。いかにストレスだったかが分かるなぁ。
サプリメントによる介入後、わりとすんなり改善しました。
分かりやすく数値が推移。嬉しくなったもんでHgb値だけ折れ線グラフにしてみましたよ。
母曰く、耳鳴りと眩暈が減ったそうです。
うんうん、鉄欠乏と耳鳴り・眩暈。さも関係ありそうだ。
田舎の家で一人暮らしの母。
白内障の手術以降、教えたサプリメントはちょこちょこ飲んでいるようす。
わたしがいろいろと教えたこともあり、慶子(85歳)のサプリメント棚は充実してます。
ビタミンC、ビタミンB(チョコラ、べリックス)、ビタミンE(ユベラックス)、ビトンハイ、プロバイオティクス(ザ・ガード)などなど
消化剤、亜鉛(カルノシン亜鉛)、鉄(コハク酸鉄)、オリゴ糖、CoQ10などなど
高齢者は外国産の高性能サプリメントよりも、日本製の親しみやすい商品のほうが心象が良いと思う。
英語だと分かんないし、日本製のほうが優れているという信じ込みも強い。
母は食事は丁寧に食べるほうです。
タンパク質はやや少な目ですが、まあ一般的なお年寄りの食卓と言った感じ。
帰省中、2人で近所の居酒屋行きました。牛ステーキ美味しく食べました。
高齢者こそお肉
高齢者の栄養サポート、サプリメントをどう取り入れるのか、悩む人も多いと思う。
高齢者は間違いなく胃腸機能が落ちてるので、そっちをほっといてサプリを入れるのは順序が違うし、
嚥下が苦手だと、薬よりも大きいサプリメントは精神的ストレスにもなる
常備薬をあれこれ飲んでる高齢者は、高確率で亜鉛不足による味覚障害がある。
そうなると、食事を美味しく食べたいという欲求そのものが貧弱になってくる。
そんな場合は、先に亜鉛をサプリでサポートしてあげるほうが効率いい
栄養の匙加減は個々人の状態に応じて違ってくるので、やり方に正解はない(これはどんなケースでも同じ)
幸い、我が母はサプリメントの類に理解があって助かった。
栄養不足の症状を、お薬の追加でしのいで欲しくはない
引き続きビタミンもミネラルも、サプリメントで足し算してもらおうと思ってます。