「サプリメントの正体」
サプリメント製造販売の会社社長が書いた本です。
なぜ添加物だらけになるのか?や、サプリメント業界の裏話、飲むべきサプリメントと、飲まなくても良い(飲んでも意味がない)サプリメントのお話など。
・酵素ドリンク
・お酢サプリメント
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・ゴマサプリ
・ウコン
・卵油
・葉酸サプリ
・グルコサミン
・マカエキス
・ネットワークビジネスのサプリ
etc.
これらに関しては、田村社長なりの観点で「飲んでもアレじゃね?」的見解を出してます。
個人的に覚えておきたいこと備忘録メモ
空腹時に飲んだほうが良いサプリメント
・アルファリポ酸(反応性が高いため、食品の他の成分と反応して、抗酸化物質としての働きを失う)
・カルシウム/マグネシウム(アルカリ性、胃酸を中和するので、消化の邪魔をする可能性あり)
食後2~3時間後に飲んだほうが良いもの
・アミノ酸(小腸と肝臓の細胞は大量のアミノ酸を必要とするので、食事によってある程度小腸・肝臓のアミノ酸供給が満たされたあとでなければ、他に回らない)
ビタミンCは体内に入った途端、各臓器で取りあいになる
・ビタミンCを大量消費するのは、
1位 副腎、2位 免疫細胞、3位 眼
・ストレスが多いと副腎がほとんどを横取りするため、免疫細胞、眼まで回らないため、アレルギーや目の疾患になりやすくなる。
このあたりは、白内障をビタミンCの投与で治癒させた三石巌先生と同じで、知っておくのと知らないのとではQOLに差が出そう
ビタミンCは、各個人で必要量・消耗量が桁違いに違うので、厚労省による1日の推奨量100mg(★)がほとんど参考になりません
結局、バランスよく食べろってことだよね?
以前、栄養療法も料理も全く関係ない、インデックス投資のオフ会で知り合った方から、
「結局、君の言いたいことは、バランスよく食べろってことだよね?」
とブログの感想をいただきました。
ちゃんと読み取ってくださって感謝。
健康を害する人は、キッチンに立つことから遠ざかっている人がほとんど。
私自身も、心身が不調の頃、全くといって良いほど自分でキッチンには立っていませんでした。
この本も、サプリメント会社社長が書いた本でありながら、最後の章では「サプリメントに頼らず、まずは自分で包丁を持って、自分で季節の食材を調理しなさい。」と結んでいます。
サプリメントは効率化のツールです。ツールがメインになってどうする、基本は食事ありきであることに同意です。