必要なことは目的・ゴール設定
栄養療法は優れた治療法ですが、結果を出せない人にはある共通点があります。
栄養療法で思うような結果が得られない方にはある一定のパターンがあります。
よくあるパターンの一つが「目的・ゴール設定が無い」人。
「元気になりたいから」「健康になりたいから」というゴール設定はアリっちゃあアリですよ。
だけど、もし、その意識の前提が「病気になりたくないから」「体調不良を治したいから」だと、残念ながら思うように結果が出ません。
「○○を避ける」という意識は、健全な状態ではないのです。
ここでいう”健全な状態”とは、”身体が変わる(治る、改善する)エネルギーが十分にある”という状態を言います。
理由は簡単、脳は否定形を理解できないからです。
ここで書いた通り「象のことを考えるな」とオーダーをかけると、真っ先に象を連想するのが脳の特徴です。
”目的・ゴール”があると改善が早い
わたくし、このようなゴリゴリのマニアックなブログをやっているもんで、過去数年間けっこうな数の難しい症例、クライアントに対峙してきました。
病気・症状には、心理的要因が絡むことに気付いてはいたものの、どうやっていいのか?分かりませんでした。
さまざまな勉強会へ行き、ようやく感触をつかみ始めたのが、今年2020年の前半でした。
そして、今多くのクライアントの改善報告が、私に確信をもたらしてます。
「ゴール・目的設定」が何よりも大事だということを。
「病気・症状を無くしたい」では改善は難しい
病気を避ける、症状を無くす
この目的・ゴール設定はことごとく失敗します。
これに対する処方箋はただ一つ。
「どうなりたいのか?」という問いを徹底して言語化するということです。
あなたは、体調不良を治して何がしたいのか?病気を治して何がしたいのか?
その”やりたいこと”は、あなたの魂とつながっているのか?本当の自分を生きているか?
ここが最も重要なポイントです。
実際に、栄養療法で、健康で元気になっていく人は、ここがちゃんと設定出来てる人なのです。
もし、あなたが「自分が何をしたいのか?、どうありたいのか?」という、ゴール・目的がしっかり設定出来てるのに(出来てるつもりなのに)、病気・症状が改善しないという場合は、そのゴール・目的があなたの魂とつながってないことを意味しています。
「本当の自分に早く気付いてくれ~」という身体からのアラートが病気、症状なんです。
自分の魂とつながった”目的・ゴール”かどうかが大事
目的・ゴール設定って、例えば「元気になって旅行に行きたい」とか、そんな陳腐なヤツじゃないっすよ。
(症例によってはそれもアリですが、私のところへ問い合わせに来る方は、それではほぼ100%通用しません)
”目的・ゴール”とは、あなたの魂とつながっていること、あなたが心の底から望んでること、あなた自身の「在り方」のことです。
それが、いわゆる”この世でのお役目”につながるのです。
目的のない作業は拷問である
そもそも、目的の無い作業って人間は耐えられないのです。
昔、ソ連時代の捕虜収容所には、掘った穴を再度埋めてまた掘るという、意味・目的の分からない労働を延々とさせるという「拷問」が存在したそうです。
目的・ゴールのないことをやり続けてたら、身体は悲鳴あげます。
目的のない勉強、目的のない仕事、目的のない栄養療法、etc.
栄養療法で望むような結果が出ない方、病気・症状・疲労感の正体は、95%これです。
うまく結果が出てない方は、ご自身を振り返ってみてくださいね。