分子栄養学の翻訳家
難しいことを分かりやすく伝えること、分子栄養学の翻訳が私のミッション。
私は自分のことを「分子栄養学の翻訳家」だと思ってます。
小難しい分子栄養学を、いかに分かりやすく、日常生活に役に立つ言語に翻訳できるか?
それが自分のお仕事であり、面白さを感じている部分でもあります。
そして今日、セッション中にふと思いつきました。
「私は身体の声の翻訳家でもある」と。
身体の声を翻訳する
体調を崩された方、健康状態に不安のある方は、ご自分の身体がどうなっているのか?自分の身体で何が起きているのか?分からなくなっています。
生理学的な反応をご説明するのと同時に、その症状を産んだ心理的な背景についてもお伝えしています。
症状や病気は、身体が発するメッセージです。
脳は騙せても、身体は嘘をつきません。
「そんな生き方は嫌です」
「そんな物事の考え方はしんどいです」
はっきりと症状を伝えてきているのに、それに耳を傾けずに”悪いもの”として蓋をしようとするとどうなるでしょう?
「えー、まだ分かってくれないの?」と、より強い症状でメッセージを伝えてくるんです。
だから治らない。
そもそも”治そう”とするから治らないことに気付いてください。
どう生きたらよいのか?
本当の自分を生きているのか?
体調が悪い、身体に違和感を感じる、症状がツライ、etc.
それはご自身の生き方を見直すチャンスです。
症状を作る心理的背景
今年一冊の本と出会ったことで、私のカウンセリングのスタイルはガラリと変わりました。
こちら(↓)の記事で書いたデヴィッド・R.ホーキンズ博士の『パワーか、フォースか』です。
以前は、分子栄養学をもとにした食事や栄養面でのカウンセリングがメインでした。
だけど、それだけでは思うように結果が出ませんでした。
物事の見方、考え方がなぜ体調に関係するのか?
今まで言語化が出来なかったのですが、この本の「意識レベル」を以って説明すると実にしっくりきます。
人間には、ATPの収支決算を赤字にする意識レベルと、黒字にする意識レベルがあります。
症状、体調に不具合の出る方は、ATPの収支決算が常に赤字です。
どうしてATPの収支決算が赤字化するのか?
身体の声を翻訳して、クライアントさんがご自身の身体とうまく意思疎通が出来るようになると、あとはほっといても結果はでます。
「セミナー講師業でやってることも、カウンセリングでやってることも、私の仕事は”翻訳業”だなぁ。」
そんなことをぼんやり考えながら今日は帰宅しました。
”栄養カウンセリングの臨床と症例”については、次の分子栄養学実践講座の授業(10月11日)で講義を担当します。
エネルギー代謝を低下させる「意思レベル」や、症状の持つ心理的背景について説明します。
受講生のみなさま、会員のみなさま、楽しみに待っててくださいね😊