「ぶどう糖果糖液糖」と「リノール酸」の共通点は?

ぶどう糖果糖(異性化糖)とリノール酸の過剰問題

分子栄養学実践講座第15期がはじまりました。

本日は初心者向けの3日間集中コースでした。

私は午後からの三大栄養素について講義を担当しました。

今から講義久しぶりのリアル会場にて初めてのフェイスシールド富田さんが用意してくれた

まごめ じゅんさんの投稿 2020年9月18日金曜日

今日は、講義の内容から小ネタをお裾分け。

  

現代人の栄養学的な問題点は「リノール酸」と「ぶどう糖果糖液糖(異性化糖)」が多すぎることにあります。

リノール酸の過剰は、アトピー、アレルギー、潰瘍性大腸炎など、「炎症」に関する問題を、

ぶどう糖果糖(異性化糖)の過剰は、糖尿、脂肪肝、メタボ、成人病など、「代謝」に関する問題を増やしました。

この2つを禁止、もしくは規制するだけで、国家予算に占める医療費はかなり軽減するでしょう。

リノール酸とぶどう糖果糖(異性化糖)の共通点 

ところで、リノール酸とぶどう糖果糖(異性化糖)、この2つにはある共通点があります。

何か分かりますでしょうか?

答えは「遺伝子組み換え」です。

リノール酸の豊富なサラダ油の原料は、遺伝子組み換えのキャノーラ

ぶどう糖果糖(異性化糖)の原料は、遺伝子組み換えのトウモロコシです。

安くて大量に生産出来て経済的好都合、また米国の農産業を支えることにも一役買っています。

食用油や、加工食品にすることで「遺伝子組み換え」の表示義務をすり抜けることもできます。

リノール酸、ぶどう糖果糖(異性化糖)が、たいへん多く流通する理由です。

日々の食生活の栄養学的な問題点は、実は政治的、経済的、さまざまな複合的な背景があるということが分かる例です。

「何を食べるか?」よりも「何を食べないか?」

遺伝子組み換え農作物自体を批判するわけではありません(環境問題など、そっちはそっちで別の問題があると思いますが)

栄養学的な問題点は、摂取する量が多すぎること。これにつきます。

生命体として、かつてこれほど多くのリノール酸と精製糖にさらされたことが無く、人類全体で人体実験をしているようなもの。その結果がさまざまな「病気」や「症状」なんです。

  

健康な人生を送るために「何を食べるか?」よりも「何を食べないか?(食べすぎないか?)」という視点の方が効果があります。

その筆頭は、間違いなく「リノール酸」と「ぶどう糖果糖(異性化糖)」の2つでしょう。

ご自宅で選ぶ商品は、リノール酸の少ない油を使う、異性化糖を使ったジュースや○○のタレ、ドレッシング類は可能な限り排除することがまずは第一歩ですね。

  

今日のポイント

・現代人の栄養学上の問題点は、リノール酸と異性化糖の過剰

・リノール酸と異性化糖の共通点は遺伝子組み換え農作物が原料 

  

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